小田急百貨店新宿本店本館、2022年10月2日閉店-新宿駅西口再開発で「48階建て超高層ビル」に

東京都新宿区の小田急新宿駅ビル新宿地下鉄ビルディングに出店する「小田急百貨店新宿店本館」が、再開発による「新宿駅西口地区開発計画(仮称)」建設のため2022年9月に閉店する。
追記:10月2日での閉店が発表された。

小田急百貨店新宿本店・小田急新宿駅。

開業60年を迎える小田急百貨店新宿本店

小田急百貨店は1962年11月に現在のハルク館小田急ハルク)の場所で1号店となる新宿店を開業。現在の本館は1966年に北側の新宿地下鉄ビルディング部分が、1967年に小田急新宿駅ビル部分が順次開業した。この小田急駅ビル部分は名建築家・坂倉準三氏によるものである。なお、新宿地下鉄ビルディングはもともと別の大手百貨店が出店する計画もあったが、隣接する小田急の駅ビルと合わせて全区画が小田急百貨店新宿店本館となった。これに合わせて1962年に開業した店舗はハルク館となった。
1984年には小田急南口専門店ビル(新宿ミロード)が増築されている。

小田急百貨店本館とハルク館。

店舗面積は46,761㎡(ハルク館含まず、ミロード含む)で、現在、建物は東京メトロと小田急電鉄が所有する。
ハルク館(小田急ハルク、店舗面積19,120㎡)は2002年にビックカメラが出店するなど、2021年現在は専門店街中心の構成となっている。当初、建物は東京建物の所有であったが、現在は小田急電鉄が所有する。

新宿駅西口再開発で48階建て超高層ビルに

「小田急百貨店新宿店本館」の閉店は再開発のため。
小田急百貨店新宿本店本館は営業終了後に解体され、小田急電鉄、東京メトロが共同で「新宿駅西口地区開発計画(仮称)」を建設する。開発地域は2021年4月に都市再生特別地区に指定されている。

新宿駅西口地区開発計画(仮称)。

「新宿駅西口地区開発計画(仮称)」は地上48階、地下5階、塔屋1階、高さ約260m。
高層階はハイグレードなオフィス機能を、中低層部には商業機能を備えるほか、9~14階部分には公共的空間として連絡通路「スカイコリドー(空中回廊)」が整備される。小田急百貨店が再出店するかどうかは、2021年時点では発表されていない。
着工は2022年10月以降、竣工は2029年度が予定されている。
小田急百貨店新宿本店の建物では、再開発に先駆けて地階の「メトロ食堂街」の大部分が2020年9月に閉店している。
今後、小田急百貨店新宿本店は売場移設に向けた改装をおこない、2022年10月以降はハルク館内に売場を集約して営業を継続するとしている。

再開発のため閉店したメトロ食堂街。

新宿駅西口地区開発計画(仮称)

住所:東京都新宿区西新宿1丁目1

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アリオ加古川、2021年秋開業ーイトーヨーカドー加古川店を大規模改装、「子ども図書館」も復活

兵庫県加古川市の山陽電鉄別府駅近くにある総合スーパー「イトーヨーカドー加古川店」がリニューアルし、2021年秋に「アリオ加古川」として開業する。

アリオ加古川。

「グリーンプラザべふ」の核店舗

イトーヨーカドー加古川店は、肥料メーカー「多木化学」の工場跡地のショッピングセンター「グリーンプラザべふ」の核店舗として1988年2月開店。グリーンプラザの店舗面積31,800㎡のうち、ヨーカドーが14,626㎡を占める。加古川店はイトーヨーカ堂の関西地区2号店で兵庫県初の店舗であった。現在、イトーヨーカドー最西端の店舗となっている。
なお、山陽電鉄の2駅隣の西二見駅前には「イトーヨーカドー明石店」が存在する。

イトーヨーカドー加古川店。

アリオArio)」はイトーヨーカ堂傘下の「セブン&アイ・クリエイトリンク」が開発・運営するショッピングセンター。2005年3月に1号店を出店し、現在全国で18店舗が営業している。
2020年3月にセブン&アイ・ホールディングスが所有していたクリエイトリンク社の株式のうち、51.0%をイトーヨーカ堂が取得し、子会社化。連携強化でヨーカ堂の店舗のSC化を加速させていた。

「東播磨最大級のフードゾーン」謳うー図書館も復活

アリオ加古川」は3階建てで売場面積は約28,000㎡。既存の専門店74店舗のうち、新規導入39店舗、リニューアル19店舗の計58店舗を刷新。ヨーカドーの食品売場と700席以上のフードコート、地元テナント中心の市場「グリーンマート」からなるフードゾーンは「東播磨最大級の規模」になるという。

700席以上あるフードコート。

また、多木化学の創業者が設立した公益財団法人「多木文化振興会」が運営する「子ども図書館」や地元の魅力を発信するスペース「播の郷(はりのさと)」を設置する。

10000冊以上の本を揃える子ども図書館。

同店の子ども図書館は元々イトーヨーカドーが運営するかたちで設置されていたが、2009年9月に少子化による利用者の減少を理由として秋田店、沼津店など他の設置店と同時に閉館していた。そのため「11年ぶりの復活」となる。

アリオ加古川

住所:兵庫県加古川市別府町緑町2

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