アリオ加古川、2021年秋開業ーイトーヨーカドー加古川店を大規模改装、「子ども図書館」も復活

兵庫県加古川市の山陽電鉄別府駅近くにある総合スーパー「イトーヨーカドー加古川店」がリニューアルし、2021年秋に「アリオ加古川」として開業する。

アリオ加古川。

「グリーンプラザべふ」の核店舗

イトーヨーカドー加古川店は、肥料メーカー「多木化学」の工場跡地のショッピングセンター「グリーンプラザべふ」の核店舗として1988年2月開店。グリーンプラザの店舗面積31,800㎡のうち、ヨーカドーが14,626㎡を占める。加古川店はイトーヨーカ堂の関西地区2号店で兵庫県初の店舗であった。現在、イトーヨーカドー最西端の店舗となっている。
なお、山陽電鉄の2駅隣の西二見駅前には「イトーヨーカドー明石店」が存在する。

イトーヨーカドー加古川店。

アリオArio)」はイトーヨーカ堂傘下の「セブン&アイ・クリエイトリンク」が開発・運営するショッピングセンター。2005年3月に1号店を出店し、現在全国で18店舗が営業している。
2020年3月にセブン&アイ・ホールディングスが所有していたクリエイトリンク社の株式のうち、51.0%をイトーヨーカ堂が取得し、子会社化。連携強化でヨーカ堂の店舗のSC化を加速させていた。

「東播磨最大級のフードゾーン」謳うー図書館も復活

アリオ加古川」は3階建てで売場面積は約28,000㎡。既存の専門店74店舗のうち、新規導入39店舗、リニューアル19店舗の計58店舗を刷新。ヨーカドーの食品売場と700席以上のフードコート、地元テナント中心の市場「グリーンマート」からなるフードゾーンは「東播磨最大級の規模」になるという。

700席以上あるフードコート。

また、多木化学の創業者が設立した公益財団法人「多木文化振興会」が運営する「子ども図書館」や地元の魅力を発信するスペース「播の郷(はりのさと)」を設置する。

10000冊以上の本を揃える子ども図書館。

同店の子ども図書館は元々イトーヨーカドーが運営するかたちで設置されていたが、2009年9月に少子化による利用者の減少を理由として秋田店、沼津店など他の設置店と同時に閉館していた。そのため「11年ぶりの復活」となる。

アリオ加古川

住所:兵庫県加古川市別府町緑町2

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