レナウン、消滅へ-2020年10月30日に民事裁定手続き廃止し「破産」に

2020年5月15日に民事再生法の適用を申請していたアパレル大手「レナウン」(本社:東京都江東区)が、10月30日に東京地裁より民事再生手続廃止決定を受けた。
これにより、同社は近く破産開始決定を受ける見通しで、118年の歴史に幕を下ろすことになる。

レナウン本社が入居する有明・TFTビル。

複数ブランドは他社が引き継ぎへ

レナウンの主要ブランドのうち、小泉グループの小泉アパレルが「SIMPLE LIFE(シンプルライフ)」「element of SIMPLE LIFE(エレメントオブシンプルライフ)」を、同じく小泉グループ傘下となっているオッジ・インターナショナルが「Aquascutum(アクアスキュータム)」と「D’URBAN(ダーバン)」、「STUDIOby D’URBAN(スタジオバイダーバン)」のブランドやブランドライセンス、一部店舗を引き継ぐことを発表しているほか、水甚が米国に本社を置く「Arnold Palmer(アーノルドパーマー)」(ただし店舗は全て閉店)のライセンスを引き継ぐことを発表している。

レナウンの沿革やこれまでの過程などは前記事を参照

レナウン、主要5ブランドを小泉グループに売却-2020年8月21日発表、ダーバンなど存続へ

 

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