東京都港区のJR浜松町駅近く(ゆりかもめ竹芝駅前)に、JR東日本グループの都市型ショッピングセンター「アトレ竹芝」が2020年6月17日に開業する。
WATERS takeshiba.
芝弥生会館・四季劇場跡地で進行中の大規模再開発
竹芝ウォーターフロント開発計画「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」は、JR東日本がビジョンに「つぎの豊かさを生み出すまち」を掲げ、グループの宿泊施設「シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)」や劇団四季専用劇場「JR東日本アートセンター四季劇場[春][秋]」「自由劇場」、業務関連施設、社宅跡地で推し進める大規模複合再開発プロジェクトの総称。敷地面積は約23,000㎡、延床面積は約102,600㎡。
タワー棟・シアター棟・駐車場棟の3棟を中心に、定期航路船や羽田空港アクセス船(実証実験)が発着可能な竹芝地区船着場(港)「ウォーターズ竹芝前」や竹芝干潟が整備されている。
この港には、両国・浅草とお台場を結ぶ航路が就航する。

ウォーターズ竹芝前(写真提供:れめさん)。
アトレ竹芝、国内初となる「駅ソトアトレ」に
WATERS takeshibaの中核施設のうち、タワー棟(旧・高層棟)は地上26階地下2階建(高さ約120m)、シアター棟(旧・劇場棟)は地上6階地下1階建(高さ約45m)、駐車場棟は地上10階地下1階建(高さ約35m)。
アトレ竹芝。
アトレ竹芝は、タワー棟・シアター棟の低層(1~3階、4階一部)商業フロアを担うもので、店舗面積は約7,800㎡。
同社国内初の「駅ソトアトレ」として、コンセプトに「NEW CURIOUS」、提供価値に「感性に、遊び場を。」を掲げる。
第1期開業時点ではイオングループが運営するフランス・パリ発祥のオーガニック食品スーパー「Bio C’ Bon(ビオセボン)」やコンビニ「ナチュラルローソンクオール」、サードウェーブ系ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」、ワールドリカーインポーターズ(世界のビール博物館)のステーキ&クラフトビール新業態「ブラウアターフェル」、プロントの新業態「和カフェ Tsumugi(ツムギ)」、カフェ「珈琲館」といったテナント6店舗が出店する。
ビオセボンアトレ竹芝店。
同社初となるコーヒーのサブスクリプションを提供する。
また、第2期開業時には、日本初のダイアログ・ミュージアム「対話の森」やリビタ(京王電鉄系)が手掛ける劇場型コミュニティスペース「SHAKOBA」、コーエーテクモウェーブ(テクモピア)のラグジュアリーエンターテイメント施設「Digital Park LUXY」、トランジットジェネラルオフィスが手掛ける子供のためのエンターテインメント施設「CULAFUL」、ラグジュアリーオーシャンビューラウンジ「BANK30」、フレンチレストラン・寺子屋の新業態「SUD Restaurant / TERAKOYA」といったテナント7店舗が出店する予定となっている。

ウォータース竹芝。
アトレ竹芝は当初、2020年4月13日に第1期開業、7月14日に第2期開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた緊急事態宣言発令により、開業時期を延期していた。
第1期については6月17日に開業するが、第2期の開業日は現時点で未定となっている。
追記:2期開業は8月7日。詳細は後述。
国際ホテル・劇団四季を備える文化拠点-ヤクルト本社も
WATERS takeshibaでは、アトレ竹芝に先行して、4月1日にはタワー棟中層階オフィスフロアに(5~14階)にヤクルト本社が移転、4月27日にはタワー棟高層階(16~26階)にJR東日本グループ初となるマリオット・インターナショナル加盟のラグジュアリーホテル「mesm Tokyo, Autograph Collection(メズム東京、オートグラフ コレクション)」が開業している。
mesm Tokyo, Autograph Collection.
今後はシアター棟2~6階に、旧・四季劇場・自由劇場の後継施設として「JR東日本四季劇場[春][秋]」が開業を予定しており、感性の遊び場を謳うアトレ竹芝とともに、竹芝の新たな文化発信拠点としての役割を担っていくであろう。
追記:8月7日開業エリアはシアター棟が開業
2期開業となる8月7日には、シアター棟には、中核施設として劇団「ユースシアタージャパン」が開業。
そのほか、新たな時代の出会いを作るとするコミュニティスペース「SHAKOBA(シャコウバ)」、大自然をテーマとした子供のためのキッズパーク・キッズルーム・カフェ併設エンターテイメント施設「CULAFUL(キャラフル)」、コーエーテクモウェーブが運営し、酒やドリンクを楽しみながらデジタルクレー射撃などをおこなうことができるエンターテイメント施設「Digital Park LUXY(デジタル パーク ラグジィ)」、1985年に創業したイタリア料理店「パッパガッロ」、大手カフェ「タリーズコーヒー」が開店。タワー棟には、老舗フレンチレストラン「SUD Restaurant/TERAKOYA(スッド レストラン/テラコヤ)」が開店する。
追記:9月1日には医療モールが開業
8月23日には、シアター棟に、日本初のソーシャルエンターテイメントを体験できるダイバーシティ型のダイアログ・ミュージアムミュージアム「対話の森」、子供専用フォトスタジオ「ラヴィ・アンファン」が開店。
9月1日には、タワー棟に医療モールなどが開店する。

ウォーターズ竹芝/アトレ竹芝(写真提供:れめさん)。
アトレ竹芝
住所(タワー棟):東京都港区海岸1-10-30
住所(シアター棟):東京都港区海岸1-10-45
営業時間:11時~20時(当面の間)

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ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店、2020年6月14日閉店-日本最南端のドムドム、45年の歴史に幕
鹿児島県鹿児島市鴨池の「ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店」が、2020年6月14日をもって閉店する。
一転存続が決まった日本最南端、鹿児島唯一のドムドム
ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店は、1975年7月に「ドムドムハンバーガー鹿児島店」として、鹿児島市電郡元電停前・鴨池動物園跡地のダイエー鹿児島店(現・イオン鹿児島鴨池店)1階に開店。2015年9月には入居施設の運営会社・屋号変更に合わせて現在の店舗名に改称した。
開店以来長らく、ダイエーグループの飲食子会社「ドムドム(後のウェンコジャパン)」「オレンジフードコート」が直営店として店舗を運営していたが、2017年7月にオレンジフードコートがドムドム事業の運営権と一部店舗をレンブラントHD(ドムドムフードサービス)に売却した際、同店は譲渡対象(直営53店舗中26店舗)に含まれなかったため、9月末までに閉店する見込みとなっていた。
一度は閉店が確実視された同店であったが、2017年9月30日に大阪市内で行われた記者会見で店舗の追加譲受が発表され、一転して存続が決定。10月1日からレンブラントHDの直営店として運営開始、同月中に新CIへのリニューアルが行われた。

ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店。
2010年頃「緑ドム」に改装していた。(現在は新CIに再改装済)
新体制移行後初「入居する施設の閉店を伴わない閉店に」
ドムドムは2017年10月の新体制完全移行を機に、店舗のリニューアルや話題性の高いグルメバーガーの発売、お好み焼きバーガーを始めとする人気メニューの復活を実施。
並行して「2021年までに19店舗の新規出店」という方針を掲げ、同年12月には「ドムドムハンバーガー厚木店」「ドムドムハンバーガーラフレ初生店」を相次ぎ出店、2018年2月には「ドムドムハンバーガー姫路広畑店」を出店。各種イベントへの催事出店やテレビ番組・人気アパレルとのコラボに取組んでいる。
その一方、ドムドムが入居する施設の老朽化に伴う直営店閉店や店主の高齢化に伴うFC店廃業、福岡ヤフオク!ドーム(現・福岡PayPayドーム)大規模リニューアルに伴う福岡ドームドムドム特設店舗閉店により、依然として店舗の減少が続いている。

ドムドムハンバーガー京橋店。
(改装1号店・再開発のため現在は閉店)。
ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店の閉店は、新体制移行後初となる「入居施設の老朽化・建替えによる店舗閉鎖を伴わない閉店」であり、同店の閉店により直営店は19店舗(+FC店舗8店舗)、九州地方の店舗は笹丘店1店舗のみとなる。
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イオン甲府ココリ店、2020年11月30日閉店-再開発ビルの核店舗、僅か4年で
山梨県甲府市の中心部・紅梅通りにある再開発ビル「ココリ」(正式名:紅梅地区再開発ビル)の核店舗である「イオン甲府ココリ店」が2020年11月末に閉店する。

ココリ甲府。
再開発ビルの期待の星だったイオン、4年で閉店
ココリは、2010年8月に開店。総事業費約107億円のうち半分を甲府市と山梨県、国がそれぞれ補助金として負担して2010年8月に開業した再開発ビルで、高層階は(タワーマンションライオンズマンション)、中層階は専門学校、下層階は商業施設で構成される。
開店当初のココリは地元の宝石産業をアピールするために「アウトレットジュエリーモール」が核となっており、不振を極めた。そのため、2011年12月には2階を「アニメイト」などが出店する「ホビータウン甲府」に改装することで活性化を図ったが、ホビータウンの来客がビル全体の集客不振を解消するには至らず、ジュエリーモールを核店舗に決めた行政の責任が問われる事態となっていた。

ホビータウン甲府。
そこで「イオンモール」が「イオンモール甲府昭和」の増床に合わせて2014年末にココリのプロパティマネジメント契約を締結。「毎日うれしいがココに」をキャッチフレーズに、2016年までにイオンリテールの運営する食品スーパー「イオン」(2016年7月開店)を核に、酒売場「イオンリカー」、「未来屋書店」といったイオン系テナントや、「築地銀だこ」、「サンマルクカフェ」といった飲食店が誘致され、普段使いしやすい商業施設として生まれ変わったことで以前と比較して多くの地元住民の利用が見られるようになった。

イオンモール甲府。
一方で、近年は2019年8月にイオン系の未来屋書店が、2020年3月に300円ショップが閉店するなど、テナントの撤退が相次いでおり、エントランスである1階にも非物販テナントであるマンションギャラリーや就労継続支援A型事業所が出店するようになっていた。
イオンリテールは撤退の理由を店舗が狭すぎることを挙げている。イオンの店舗面積は僅か871㎡のみしかなく、イオンリテールの店舗としては狭かった。イオンの閉店に併せてイオンリカーも撤退するという。
後継テナントは6月時点では発表されておらず、ココリのテナント撤退に拍車がかかる恐れもある。
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