三越伊勢丹HDは、旗艦店である「伊勢丹新宿本店」(東京都中央区)の2023年3月期第1四半期決算(2022年4~6月期)の売上高が、三越伊勢丹HD誕生(2008年)以降の同期間で史上最高となったことを発表した。
伊勢丹新宿本店。
伊勢丹、インバウンド消えても「過去最高売上」
三越伊勢丹HDによると、2023年3月期第1四半期決算(2022年4月~6月期)の売上高は前年同期比14.7%増の1016億円、営業利益は39億円(前年同期は営業損失60億円)。
なかでも伊勢丹新宿本店の売上高は、前年同期比39.8%増の725億円で、三越伊勢丹の統合以降史上最高となったという。
三越伊勢丹HDは業績を上方修正
三越伊勢丹HDは、都心各店の売り上げが好調なほか、今春に全面開業した豊田・徳島の新店舗も新たな顧客の開拓に繋がっているとしており、2023年3月期(年間)の営業利益予想を上方修正することも発表している。
今期はこのほか、2022年12月頃に子会社を通じて台北市に三越の新店舗の出店を予定している。
名古屋三越栄本店。
関連記事:三越伊勢丹HD、エムアイフードスタイル再取得を2022年4月発表-クイーンズ伊勢丹・二幸など運営、4年ぶり完全子会社化
関連記事:新光三越台北忠孝店(仮称)、2022年後半開業-そごう隣接のタワーマンション下層に
関連記事:SKM PARK、2022年1月開業-三越伊勢丹、郊外型アウトレットモール初参入
関連記事:三越伊勢丹HD、ソシエをTBCに2021年7月売却-買収から僅か4年で、「SOCIE」「TBC」経営統合へ
関連記事:三越伊勢丹、小型百貨店5店舗を2021年2月28日閉店-馬事公苑店・新所沢・成田・MI河辺・セントレア、3月にはMI登米佐沼も