レナウン、百貨店向けカジュアルブランドの多くを2020年9月頃までに閉店へ-経営再建で、シンプルライフ・インターメッツォなど終売の見込み

経営再建中のアパレル大手「レナウン」(本社:東京都江東区)が、百貨店向けカジュアルブランドの殆どの取り扱いを2020年9月頃までに終了する見込みであることが都商研の取材で分かった。
(計画のため変更の可能性あり/続報があれば追記します)
追記:シンプルライフ・ダーバンなどを小泉アパレルが引き継ぐこととなった。

ブランド終了となる見込みのシンプルライフ・インターメッツォ。

レナウン、再建スポンサー選定が難航していた

レナウンは1902年に大阪で「佐々木商会」として創業。1923年に英国の巡洋艦「レナウン」に因んで改名された。同社は日本全国と東アジア各地の百貨店や総合スーパーに「アーノルドパーマー(Arnold Palmer)」や「ダーバン(D’URBAN)」「インターメッツォ(INTERMEZZO)」「シンプルライフ(SIMPLE LIFE)」「通勤快足」など多くのブランドを展開していたが、2010年には中国の繊維企業「山東如意科技集団有限公司」(山東省済寧市)の傘下となったのち、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け2020年5月に倒産していた。負債総額は約138億円であった。
経営破綻当初は6月ごろに再建スポンサーの選定をおこなうとしており、殆どの店舗は営業を続けていたものの、スポンサー選びが難航。2020年7月末ごろには数百店舗が突然閉店する事態となっており、今後が不安視されていた。

レナウン本社が入居する有明・TFTビル。

デパート向けカジュアルブランド殆ど終了・閉店の方針

関係者によると、経営再建の過程で百貨店向けのカジュアルブランド「シンプルライフ」「インターメッツォ」などは2020年9月頃までに販売を終了し、殆どの店舗が閉店する見込み。一方で、フォーマルウェアを中心に扱っている「ダーバン」「アクアスキュータム」などについては、9月以降もブランドを存続・営業を継続させる方針で計画が進んでいるという。

「ダーバン」はブランド継続とする方針。

なお、百貨店向けブランドよりも価格帯と客層を拡大しているショッピングセンター向けカジュアルブランド「エレメンツオブ・シンプルライフ」「アーノルドパーマー・タイムレス」などについても閉店が相次いでいるものの、8月6日時点では何らかのかたちで存続する可能性もあるといい、終了するかどうかは未発表であるため続報が待たれる。

エレメンツオブシンプルライフ。

これらの再建計画について2020年8月6日時点ではレナウン側から正式な発表はなされていないが、レナウンは8月7日ごろに販売終了する予定のブランドなどの詳細をまとめて発表するとしている。
(計画のため変更の可能性あり/続報があれば追記します)
追記:発表は8月21日まで遅れることとなった。5ブランドを小泉アパレルグループが引き継ぐ。

追記:東京商工リサーチによると、8月6日時点でレナウンの連結子会社11社のうち「ダーバンソーイング宮崎」など2社が倒産、5社が事業閉鎖となった。

関連記事:大手アパレル「レナウン」再建に黄信号―― 「突然の閉店」相次ぐ実店舗、ブランドごとに切り売りも?(外部サイト)
関連記事:レナウン、2020年7月末前後に多くの店舗が閉店-シンプルライフ・アーノルドパーマーなど人気店も、今後の状況は不明
関連記事:セシルマクビー、2021年2月までに全店閉店-「109系」人気ブランド、新型コロナ影響か
関連記事:レナウン、2020年5月15日民事再生手続き申請-大手アパレル、新型コロナ影響で倒産
関連記事:アイ・ティ・オージャパン、2020年5月7日倒産・全店閉店-百貨店メンズアパレル「バジエ」など展開
関連記事:オンワードHD、2021年2月期までに約1400店舗を閉鎖-全店舗の約半数

【PR】アンケートに答えて商品を当てよう!
【夏クルー!キャンペーン】

このエントリーをはてなブックマークに追加