台湾・台北市大安区の台北捷運板南線忠孝敦化駅前にある百貨店(ファッションビル)「明曜百貨店」に、丸善ジュンク堂書店の台湾旗艦店「淳久堂書店明曜店」が2020年7月17日に開店する。
明曜百貨店。
2009年に台湾出店したジュンク堂、明曜に移転
淳久堂書店は2009年に地場大手書店・金石堂書店との合弁で台北市の百貨店「そごう天母店」に台湾1号店を出店(書店は撤退済み)。2015年からはCTSビル内にある淳久堂書店台北光復南路店を台湾旗艦店としており、2020年時点で同店が台湾唯一の店舗となっていた。
淳久堂書店光復南路店(公式サイトより)。
淳久堂書店明曜店は同店を移転させるもので、明曜百貨店の9階に出店。店舗面積は約105坪(約350㎡)とそれほど広くないものの、中文・日文書籍あわせて約10万冊(店頭蔵書数)を取り揃える。
なお、光復南路店については6月28日で閉店している。
商品の販売レートは以下の通り。
2020年6月の換算基準(2020年6月1日から適用) 書籍:JPY本体価格 X 0.422= NT$台幣価格 雑誌:JPY本体価格 X 0.397= NT$台幣価格
小規模ながら誠品書店の代替店舗に
明曜百貨店は1987年4月に開店。当初は京王百貨店と提携する地場百貨店として営業していたが、徐々にテナントゾーンを拡大。2011年にはユニクロの台北旗艦店が3フロアに亘って出店するなど、現在はファッションビル業態の売場が大半を占める。
2020年現在はテナントとしてユニクロ、ジーユー、ニトリ、ダイソー、UCC上島珈琲店、カラダファクトリーなどが出店している。
同店は忠孝敦化駅からすぐの場所であり、駅チカ書店として、またすぐ近くにあり5月に閉店した誠品書店敦南店の代替店舗としても親しまれることになろう。
5月に閉店した誠品書店敦南店。
淳久堂書店明曜店
住所(地址):台北市大安區忠孝東路四段200號 明曜百貨9F
営業時間:
日~木(四) 11:00~21:30 / 金・土(五・六) 11:00~22:00
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