シンガポール共和国の複合商業施設「Clarke Quay Central」(Central)に、PPIHグループのドンキ新業態店舗「DON DON DONKI クラークキーセントラル店」が2019年8月1日に開店する。
Clarke Quay Central.
当初はパルコ運営、現在はルミネも入居する「Central」
DON DON DONKIクラークキーセントラル店が出店する「Clarke Quay Central」は2007年開業。建物は地上5階地下1階建で延床面積は約29,752㎡、地場大手不動産ディベロッパー「Far East Organization」が所有する。
開業当初、ファッションビル「パルコ」(PARCO(Singapore)Pte Ltd)が運営を手掛けていたことから、キッコーマン傘下の日系スーパー「ヤマカワ」(山川、Yamakawa Supermarket)、居酒屋「和民」、抹茶カフェ「辻利」、「麻布茶房北海道アイスクリーム」、「らーめん山頭火」といった日本ブランド、温泉を意識した公衆浴場「Ikeda Spa Prestige」(池田スパ)など日系専門店が多数出店していた。
2009年のパルコ運営撤退後も日系企業を中心とした商業ビルとなっており、2017年11月には2階フロアにJR東日本グループのファッションビル「ルミネシンガポール」が開業するなど、2019年現在も日本色が強い商業施設となっている。
DON DON DONKIの新業態、レストラン一体型店舗に
DON DON DONKIクラークキーセントラル店は、Clarke Quay Centralの地下1階に出店。売場面積は1,139㎡。DONDONDONKIとしてはシンガポール共和国内5店舗目。(Sweet potato factory業態除く)
同店舗では「レストラン一体型店舗」として、生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)や酒売場、化粧品専門コーナーに加え、焼き芋メニューを提供する「Sweet Potato Factory」(DONDONDONKI店内初)やフードコートを導入、イートインスペースも併設する。フードコートには北海道スイーツカフェダイニング「HOKKAIDO MELT」や牛丼専門店「SUGIMOTO BONTA」、「シロイトンカツ」など、シンガポール初進出の日本食テナント6店舗が出店することから、PPIHグループは「日本の食文化だけでなく、新商品の情報発信とワクワクドキドキするお買い物の楽しさを体現できる店舗を目指す」としている。
Clarke Quay Centralの地下1階には開業以来長らく、日系スーパー「ヤマカワ」が営業していたが、サンテックシティモールの系列店舗を含めて2018年までに全店閉店していた。同施設へのDONDONDONKI出店により、約1年ぶりに日本食を取扱うスーパーが復活することとなった。
DON DON DONKI クラークキーセントラル店
住所:6 Eu Tong Sen Street, The Central,Singapore 059817
営業時間:24時間営業
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