イオンスタイル諏訪、2026年秋開店-旧ジャスコ跡地、諏訪湖が望める屋上展望デッキ広場も

長野県諏訪郡下諏訪町のJR中央本線下諏訪駅近くにイオン系大型総合スーパー「イオンスタイル諏訪」が2026年秋を目処に開店する。

イオンスタイル諏訪。

40年の歴史誇ったイオン諏訪店、約7年間更地状態だった

イオンスタイル諏訪の事実上の前身となる大型総合スーパー「ジャスコ諏訪店」は1977年9月に開店。建物は地上3階建で売場面積は8,234㎡。
ジャスコ諏訪店は開店以来、製糸系不動産ディベロッパー「昭栄(現ヒューリック)」諏訪工場跡地再開発施設「昭栄諏訪ショッピングセンター」の核店舗として営業しており、2011年3月のイオン系運営会社再編にあわせた「イオン諏訪店」への改称後も下諏訪町を代表する大型店として存続。2018年5月7日から6月29日まで下諏訪町との業務委託により移動販売実験を行うなど、地域に不可欠な存在となっていた。
一方、イオン諏訪店は開店から築40年以上経過するなど老朽化が進んでいたため、将来的な建替再出店を視野に入れつつ、2018年8月20日をもって閉店し40年の歴史に幕をおろしていた
イオン諏訪店の閉店にあわせ、同店運営会社「イオンリテール」は、同年9月8日に約10km離れた諏訪市の系列複合商業施設に「イオン諏訪ステーションパーク店」(売場面積1,917㎡)を開店し、諏訪店の事実上の代替として実用衣料や生活雑貨を展開することで便宜を図ったもの、諏訪店跡地は約7年間未活用状態にあった。

直営棟+専門店棟の2棟体制、交流拠点めざす

イオンスタイル諏訪の建物は2棟地上2階建+地上1階建で敷地面積は約21,060㎡。
イオンスタイル諏訪は「多世代交流型」「諏訪湖を望む心地よい生活拠点」を掲げ、2023年6月締結の「下諏訪町とイオンリテール株式会社との連携協定」に基づく「さまざまな世代の方が交流できる空間」や専門店棟屋上展望デッキ広場を展開。関係機関との連携のもと、ドローンを活用した空路配送や道路寸断時における物資運搬の検討を進める。

イオンスタイル諏訪専門店棟、イメージにはそよら型広場も。

同店は下諏訪町における観光の結節点として、隣接自治体(岡谷市・諏訪市)に加えて茅野市や塩尻市といった広域からの集客をめざすとしており、老朽化による専門店の相次ぐ撤退がみられた旧店舗以上の賑わいが期待されそうだ。

イオンスタイル諏訪のイートインスペース。

イオンスタイル諏訪

住所:長野県諏訪郡下諏訪町南四王6133

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