マルカツデパート地階のラルズ、3月19日閉店-買物公園商店街を代表する老舗スーパー

北海道旭川市の商店街「買物公園」にある大型ショッピングセンター「マルカツ」地階の食品売場「ラルズマートマルカツ店」が3月19日に閉店する。

旭川マルカツデパート。

旭川買物公園を代表する老舗スーパーマーケット

マルカツデパートは松村呉服店として1918年創業。1936年に丸勝松村百貨店に改称し、百貨店化した。
隣接する丸井今井旭川店とともに、旭川を代表する百貨店として営業していたが、西武百貨店進出など競争激化にともない1970年代に経営が悪化。日本百貨店協会から脱退、百貨店事業を段階的に縮小したのち、ショッピングセンターに転換した。2011年からは北海道札幌市に本社を置く「海晃ホールディングス」が施設を取得、管理・運営している。売場面積は11,954㎡。
ラルズマートマルカツ店は北海道地場大手スーパー「アークスグループ」の道北アークスが運営するディスカウント志向の食品スーパーで、長年に亘って商店街で唯一の地場スーパーマーケットとして親しまれていた。
(なお、丸井今井跡のフィール旭川には高級スーパー「北野エース」などが出店する食品売場がある)

イオンモール開業で岐路に立たされる旭川買物公園

買物公園商店街は、近年まで百貨店「丸井今井」「西武百貨店」が営業していたほか、ファッションビル・ショッピングセンター「オクノ」「マルカツデパート」「エクス!」(旧・長崎屋)、駅ビル「エスタ」もあり、大きな集客力があった。
しかし、郊外店との競争、建物の老朽化などにより、2009年以降は丸井今井、エクス!が相次ぎ閉店(丸井今井跡にはショッピングセンター「フィール」が開業)。
さらに、2015年には駅ビル「旭川エスタ」の再開発により「イオンモール旭川駅前」が開業、2016年9月には西武百貨店旭川店が閉店し、館内にあったロフトや無印良品も撤退。また、エクス!に出店していた免税店・家電「ラオックス」も僅か1年で撤退している。

2016年9月に閉店した西武百貨店旭川店。

活性化つづけるマルカツ、地階の活用方法は?

マルカツは2011年に海晃ホールディングスが施設を取得して以降、直営(FC)売場としての古書店「ブックネットワン」、100円ショップ「キャンドゥ」を開設、「アニメイト」や公共施設「まちなかしごとプラザ」の誘致、体験型脱出ゲームの開催といった個性的なイベントを開催するなど積極的な施設活性化を目指している。
3月時点で今後の地階の活用方法については発表されていないが、海晃ホールディングスは主力事業として居酒屋「つぼ八」、定食屋「大戸屋」、「イタリアン・トマトカフェジュニア」などの飲食店をフランチャイズ展開、2016年には経営破綻した道内地場大手回転寿司チェーン「回転寿司とっぴ~」の商標権を取得し、飲食事業の拡充に取り組んでいる。
そのため、駅に近い立地を生かすかたちで、館内に飲食店街などを整備することも考えられよう。

外部リンク:ラルズマート マルカツ店|株式会社 道北アークス
外部リンク:旭川 マルカツデパート ホームページ
外部リンク:株式会社海晃ホールディングス – つぼ八・焼き肉「牛若丸」などの飲食事業、不動産、スポーツ施設運営、デパート・ショッピングモール、リサイクル店、エンターテイメントを運営
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