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クリスピークリームドーナツの閉店続く-福岡に続き京都、広島からも全面撤退

店舗数国内2位のドーナツチェーン店「クリスピークリームドーナツ」の閉店が止まらない。
 2016年1月に全店撤退した福岡市、岡山市に続いて、2月21日をもって広島県から、2月28日をもって京都府からも全面撤退することが分かった。
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福岡市からは1月末に全店撤退。
写真は閉店前の福岡天神地下街店。

2016年2月中の閉店を予定しているのは以下の3店舗。
京都・四条烏丸店(2010年10月1日開店)
広島・アルパーク店(2014年4月25日開店)
広島・ゆめタウン廿日市店(2015年6月11日開店)

米大手ドーナツチェーン、順調に店舗数を伸ばしてきたが…

クリスピークリームはアメリカで1937年に創業したドーナツチェーンで、日本では2006年12月に国内1号店となる「新宿サザンテラス店」を出店。
主力商品である「オリジナル・グレーズド」の無料配布サービスや、平日でも1時間を超える行列が発生したことで注目を集め、既存のドーナツ専門店の2倍ほどの価格ながら、順調に顧客の支持を獲得していた。

クリスピークリームと同時期に参入した高価格ドーナツ店「ドーナッツプラント」、「サザンメイドドーナツ」が運営会社の経営悪化により店舗数を大幅に減らした一方、ロッテが親会社の「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」は順調に店舗網を拡大していた。

カラーミーショップ

相次ぐ全面撤退-岡山市、福岡市に次いで京都、広島でも

順調に見えたクリスピークリームの店舗網拡大だったが、2016年に入ると一転、1月に岡山市(1店舗)、福岡市(3店舗)から全面撤退。2月には広島県(2店舗)、京都府(1店舗)からの全面撤退を予定するなど、従来の拡大路線から大きく方向転換することとなった。
広島・ゆめタウン廿日市店は僅か8ヶ月間の営業となり、国内の常設店舗としては最短での営業終了となる見込み。
2016年2月末時点でのクリスピークリームの店舗は15都府県56店舗となる予定。
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広島県からは進出2年弱での撤退となった(アルパーク)。

催事販売は好調

店舗網の縮小が続くなか、クリスピークリームは埼玉県北部や新潟県、鳥取県など、未出店地域の百貨店などでの催事販売を実施している。
既に出店済の地域ではブームの沈静化による客離れが見られるが、スターバックスコーヒーの鳥取県初進出時には、開店前日から行列が発生したように、未出店地域には更なる市場拡大の余力があろう。
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未出店の新潟県では2月7日まで伊勢丹で催事出店した。

かつて米国でも大規模撤退-販売手法の転換で活路見出す

実は、日本と同様に、クリスピークリームが創業した米国でも大規模な店舗閉鎖が行われた過去がある。
米国クリスピークリームは、大手スーパーのウォルマートと業務提携を締結するなど、株式上場を期に急速な多店舗化を目指したが、2000年代には経営悪化により店舗の半数以上(約240店)を閉鎖した。
現在、欧米のクリスピークリームでは無店舗販売によるコスト削減を進めており、公共交通機関(駅など)やスーパーマーケット内でのワゴン販売が主流となっている。

米国などでは経営方針を転換、スーパー内での販売も実施。

日本でも、コンビニ大手各社が店頭でのドーナツ販売を始めるなど、従来型のドーナツ専門店とは異なる販売手法が取られるようになっている。
今後はクリスピークリームも、単独店舗に縛られない新たな販売形態を目指す可能性がある。

その後の撤退店舗(追記)

2016年3月撤退
・新静岡セノバ
・神田小川町
・ららぽーと磐田
・ディラ阿佐ヶ谷
・アミュプラザ小倉
・玉川髙島屋
・アトレ大森
・アトレ亀戸
2016年6月撤退
・みなとみらい
2016年7月撤退
・アリオ倉敷

外部リンク:クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン
関連記事:クリスピークリームドーナツ、福岡市から全店撤退

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