ポプラ、ローソンからの出資比率引き上げ-東海地方への進出めざす

中国地方を地盤とする中堅コンビニ「ポプラ」は5月19日に、提携関係にあるローソンとの資本業務提携強化と中京地区本部準備室の設置を発表した。

ポプラ店内。2016年にはカープ優勝セールが行われた。

ポプラ、ローソンからの出資を元手に出店拡大を目指す

ポプラは2014年にローソンとの資本業務提携を締結。一部でローソンのプライベートブランドの販売を開始したほか、2015年11月からは山陰地方のポプラ標準店舗を順次ローソンとのダブルブランド店舗「ローソン・ポプラ」に転換するなど、商品調達や物流の合理化を進めていた。 
ローソンの店舗。

今回の提携強化では第三者割当増資により、ローソンのポプラ出資比率を5.01%から18.27%に引き上げ、ポプラは調達資金を元手に事務所、学校、病院、駅構内施設など小規模閉鎖商圏を対象に出店を進めるマイクロ・マーケット業態の拡大、本部基幹システムの改修を行う。
さらに、ポプラは年間100店舗の小規模閉鎖商圏対応型店舗開設を目指しており、6月1日には未進出地域であった東海地方への新規出店を推進すべく「中京地区本部準備室」を新設。出店地域の拡大も目指す。

2016年には旧エブリワン・ココストアの一部店と提携し店舗網を拡大。
ローソンと提携しつつ、各業態を生かして独自路線で拡大図る。

外部リンク:株主間協定締結、第三者割当による新株式発行及び主要株主の異動に関するお知らせ(ポプラ)
外部リンク:中京地区本部準備室設置のお知らせ(ポプラ)
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