タカシマヤ・コスメティックス・ミリオンドアーズ、2023年春までに全店閉店-ファッションプラザ・サンローゼ廃業で、一部不動産は系列に移管

大手百貨店グループ「高島屋」傘下の不動産ディベロッパー・衣料品・化粧品販売会社でTAKASHIMAYA COSMETCSの展開もおこなうファッションプラザ・サンローゼ」が、2023年3月1日をもって廃業する。

高島屋の不動産・衣料化粧品販売子会社として創業

ファッションプラザ・サンローゼは1979年8月に高島屋傘下の衣料系不動産ディベロッパー「ファッションプラザ」として創業。1991年3月にグループの飲食系不動産ディベロッパー「ネクスト」と経営統合、2001年2月にグループの衣料雑貨店「ゴールデンローズ」を吸収合併し「ファッションプラザ21」に社名変更した。その後、2008年3月にグループの宿泊施設系不動産ディベロッパー「サンローゼ・ピーアンドシー(旧高島屋サンローゼ/トーシンピーアンドシー)」を吸収合併し現在の社名となった。

高島屋の化粧品店閉店-サンローゼ赤坂など一部存続か

同社は旧高島屋サンローゼ創業以来、ホテルニューオータニ東京専門店街「サンローゼ赤坂」を始め、東名阪三大都市圏や九州の都市型ホテルに高島屋ブランドを冠した商業施設を展開。

旧高島屋サンローゼ博多。

2012年からは百貨店限定アイテム(デパコス)の取扱いを特徴とする化粧品専門店「TAKASHIMAYA COSMETICS(タカシマヤ コスメティックス)」の出店を開始するなど、グループ内外の商業施設や複合施設(都市型ホテルなど)に事業を広げる役割を担っていたが、競合他社と比べ多店舗化に出遅れ、2022年1月には有楽町マルイ店を閉店していた。

TAKASHIMAYA COSMETCSアトレ川崎店。
(開店当初はmillion doors業態)

同社による衣料・化粧品販売業からの撤退は「事業の市場規模や採算性等を再評価した結果」「将来に渡り業績の回復が困難」という判断によるもの。現在展開する店舗は閉店するとみられる。コロナ禍による化粧品売上の低下や都心(ホテル内)商業施設の不振もあったであろう。
一方で、不動産業(サンローゼ赤坂ヒルトンプラザ大阪など)に関しては2023年3月1日付で親会社である高島屋傘下のデベロッパー「東神開発」に吸収し、同日付で会社を清算するとしており、これらの施設は存続することとなりそうだ。

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