福岡県福岡市西区のイオン福重店跡に「MEGAドン・キホーテ福重店」(仮称)が2019年6月に開店する。

改装が進むMEGAドン・キホーテ福重店の建物。
既に一部がメガドンキの色となっている。
ダイエー・イオン跡に「MEGAドンキ」が進出
MEGAドン・キホーテ福重店(仮称)が出店する建物は1983年11月、ダイエー傘下の流通大手「ユニード」が運営する総合スーパー「福重アピロス」として開店。運営会社再編の一環で1994年に「ダイエー福重店」に改称、2015年9月には「イオン福重店」に再度改称し営業を継続していたが、建物の老朽化や競争激化もあり2018年9月をもって閉店していた。

旧・イオン福重店。
イオン時代の売場面積は15,152㎡で、建物は福岡市の中堅不動産会社「西部日本エンタープライズ」が所有する。
長崎屋、17年ぶり九州進出-九州最大のドンキに
旧イオン福重店前には長崎屋の看板が設置されており、MEGAドン・キホーテ福重店(仮称)はPPIH(旧ドン・キホーテHD)の総合スーパー「長崎屋」が運営することが明らかになった。同社は2002年まで九州地方に大型スーパー「サンバード長崎屋」の店舗を展開しており、ドンキブランドとしてではあるものの約17年ぶりに九州地方に再進出することとなる。
同店はドン・キホーテグループの店舗としては九州最大。
4月現在、生鮮食品(精肉・鮮魚・惣菜)の従業員募集が行われており、イオン時代と同様にフルラインの生鮮食品を展開する可能性が高い。

店舗前に設置された看板。
近隣は福岡地所の大型ショッピングセンター「木の葉モール橋本」(サンリブ)や「ミスターマックス橋本ショッピングセンター」(ハローデイ)、低価格志向の食品スーパー「サニー」、「マルキョウ」が立地する商業激戦区であるが、ダイエー・イオンが撤退して以降、衣食住を展開する大型総合スーパーが消滅していたこともあり、MEGAドンキは近隣住民にとって待望の大型ディスカウント店となるだろう。
テナント一覧などは新しい記事を参照(こちら)
MEGAドン・キホーテ福重店
住所:福岡県福岡市西区拾六町1丁目7-1
営業時間:未定

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TSUTAYA、旭屋書店グループを子会社化-2019年4月に
大手複合書店の「TSUTAYA」は、「旭屋書店」「東京旭屋書店」を2019年4月1日に子会社化した。
西日本地盤の大手書店として知られていたが
旭屋書店は1946年に産経新聞の初代社長である早嶋喜一氏により大阪市北区梅田で創業。
創業当初より、産経新聞との協力により日本初の文化教室「東京婦人会館」を前身に持つ「産経学園」を設立、旭屋書店との複合業態「旭屋カルチャースクエア」を共同展開するなど、産経新聞との関係が深かった。
かつては西日本地盤の大手書店として、最盛期となる2000年代中盤には国内外40店舗ほどを展開していたが、2013年には米国から全面撤退、2018年までに首都圏・関西圏を除く地方都市から全面撤退するなど店舗網の縮小が続いている。

旭屋書店梅田地下街店。
同社の旗艦店であった「旭屋書店梅田本店」も建替えを理由に2011年12月をもって閉店、のちに2015年春を目処とする再出店計画を白紙化するなど厳しい経営状況であったとされる。
なお、本店最大の特徴であった「鉄道コーナー」は旭屋書店なんばCITY店に移設、本店時代と同様に鉄道専門書、鉄道雑貨の販売や鉄道部品即売会の開催が継続的に行われている。
急速に結び付きを強めた「TSUTAYA」傘下に
旭屋書店は2015年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が主導する「Tポイント」を導入して以来、TSUTAYAのFCとして「TSUTAYA BOOK NETWORK」に加盟、文化教室「産経学園」をCCCに売却(その後文化教室業界最大手「カルチャー」に再売却)するなど、TSUTAYAとの関係を急速に強めていた。
旭屋書店の店舗網は2019年現在、国内13店舗海外1店舗と最盛期の半分以下となったが、店舗の大半が集客性の高い百貨店、駅ビル、大規模ショッピングセンターに立地しており、既存店の改装も進めていることから、資本力を持つTSUTAYA傘下となることで店舗整理に歯止めがかかることが期待される。
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