イオンモール、スペースワールド跡地の開発を発表-2021年開業、イオン最大級に

イオンモールは、テーマパーク「スペースワールド」(北九州市八幡東区)の跡地を再開発するための仮契約を土地所有者の新日鐵住金(一部は新日鉄興和不動産が所有)と結んだことを2月18日に発表した。

スペースワールド。

イオン最大級、2021年開業めざす

スペースワールドは1990年4月に新日鐵八幡製鉄所の一部敷地を利用して開園。開業当初は新日鐵、地元財界、自治体などが共同出資していた。
2005年からは北海道を中心にリゾート開発・再生を手掛ける「加森観光」(札幌市)傘下での運営となっていたが、2017年12月31日に閉店。
2月現在、遊具の解体がおこなわれている。
なお、同園の大店法上の売場面積は3,403㎡だった。

スペースワールドのエントランス。

イオンモールはスペースワールドの跡地を「(仮称)八幡東田プロジェクト」として開発する。総敷地面積は約27万㎡で、開業予定は2021年。
すでに隣接地には「イオンモール八幡東」が出店しており、スペースワールド跡地を合わせた敷地面積は約33万7000㎡。
これはイオンのなかで最大の敷地面積である「イオンレイクタウン」(越谷市、総面積:337,357㎡)とほぼ同規模で、イオン最大級の店舗となる。
(参考:イオンモール幕張新都心の敷地面積は約192,000 m²)

開発地の概要(ニュースリリースより)。

イオンモールは同地の開発に当たって「ショッピング」機能のみならず、「エンターテインメント」、「カルチャー」、「食」を融合した施設を計画するとしているが、開発の具体的な内容は発表されていない。

(仮称)八幡東田プロジェクト

住所:福岡県北九州市八幡東区東田4-1-101外

外部リンク 「(仮称)八幡東田プロジェクト」の出店について (イオンモール)
関連記事:スペースワールド、2017年12月末閉園へ
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神田明神ホール、2018年12月開館-創建1300年記念で「文化交流館」建設、大型イベント・ライブホールも

神田明神の境内に建設中の「神田明神文化交流館」内に、大型のイベント・ライブホール「神田明神ホール」が2018年12月に完成する。
追記:開業日は12月15日となった。神田明神文化交流館の愛称は「EDOCCO」。初穂料などの電子マネー決済も導入される。

建設中の神田明神ホール。

創建1300周年に向けた記念事業

神田明神は平安時代の730年に創建。
主祭神として大己貴命(大黒さま)、少彦名命(恵比寿さま)、平将門命を祀っている。
1616年に現在地に移転し、江戸総鎮守となった。
神田明神文化交流館と神田明神ホールの建設は、2030年の創建1300年を前にした記念事業の一環となる。総工費は約45億円。

神田明神の拝殿。

境内西側に建設される「神田明神文化交流館」内

神田明神ホールが入居する「神田明神文化交流館」は、境内西側の立体駐車場(屋上は屋上庭園として緑化していた)の跡地に設けられる。
1階にはカフェ、土産品店、授与所などを開設。地階は茶道などの日本文化が体験できる施設となる。
2階、3階は「神田明神ホール」となる。ホール部分の運営は都内でイベントホールや貸会議室を運営する「マグネットスタジオ」(中央区)が行う。4階は貴賓室。

ホール部分の面積は316.6㎡で、最大700人収容という、秋葉原のなかでも比較的規模の大きなホールになる。

神田明神ホールのイメージ。(以下、イメージは公式サイトより)

ホール内には300インチワイド大型スクリーン、レーザー方式10,000lmプロジェクターなどを備え、アイドルなどのライブコンサートのほか、企業の新商品発表会・プレゼンテーションの場としての活用も想定しているという。

館内図面。


館内イメージ。ホールとホワイエは画像のように一体化できる。

神社は古来から芸能の場となっており、現在も境内や神楽殿でアイドルライブなどを開催する神社も少なくないが、こうした本格的な大型イベント・ライブホールを備えるものは珍しい。
都心、そして神田・秋葉原という立地ならではともいえる「神田明神ホール」。どのように活用されていくのか楽しみである。

ラブライブ!とのコラボでも有名だ。

外部リンク:神田明神ホール
外部リンク:江戸総鎮守 神田明神
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マルエツ立川駅北口店、2018年2月25日閉店-撤退相次ぐ「フロム中武」、ニトリも閉店

かつて“サブカルの聖地”として親しまれた JR立川駅前の商業施設「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)からテナントの流出が相次いでいる。
フロム中武の新たな核店舗であった地下1階の食品スーパー「マルエツ立川駅北口店」が2018年2月25日に閉店。3階の「ニトリデコホームフロム中武店」も2月12日に閉店している。
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フロム中武・マルエツ立川駅北口店。

かつての「サブカルの聖地」、2015年に一旦幕

フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。 1962年に「中武デパート」として開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の施設名となった。

フロム中武には2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店や中古同人ショップ、アイドルカフェなどサブカル系のテナントが相次ぎ出店。一時は「ももいろクローバーZ」がライブ拠点の1つとしていたほか、正面看板などに掲げられた立川に関するユニークなキャッチコピー(現在も不定期で実施)が一躍注目を浴びたこともあり、立川を代表する「サブカルの聖地」として一時代を築いていた。
しかし、施設の老朽化に伴う耐震工事のため2015年4月から約1年間一時閉店し「サブカルの聖地」としての歴史に幕を下ろした。

リニューアルから僅か2年…撤退相次ぎ岐路に立たされる

2016年5月に全館リニューアルを迎えたフロム中武であったが、改装休業中にアイドルカフェ「ハーツ劇場」や「アニメイト」などが周辺ビルに完全移転していたこともあり、サブカル系テナントを呼び戻すことはできずに大幅な路線転換を実施。
改装後は食品スーパー「マルエツ」(売場面積:895㎡)、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」、生活雑貨「ニトリデコホーム」など、大型専門店を中心とした商業施設となった。
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リニューアルオープンしたころのフロム中武。

しかし、好調な立川エリアの近隣商業施設とは裏腹に、リニューアルの目玉であった大型スポーツショップ「ギャラリー2」(7階)が2017年7月に、「ニトリデコホーム」(3階)が2018年2月に相次ぎ撤退するなど苦境に立たされており、新店舗の誘致もままならない状況が続いている。
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僅か1年半で撤退したニトリデコホーム。
高島屋立川店へのニトリ大型店進出が閉店の原因とみられる。

今回フロム中武から撤退する「マルエツ立川駅北口店」は、開店前は立川駅北口では数少ない食品スーパーになるとして期待を集めていたが、生鮮食品や惣菜部門の強化を打ち出した「MEGAドン・キホーテ立川店」(2016年1月開店、旧ダイエー跡地)や業務用食品スーパー「肉のハナマサ立川店」(2016年10月開店)が同時期に開店したこともあり、競争力が低下していた。
マルエツの閉店により、フロム中武は地階の全体、3階の殆ど、6階の半分が空き店舗となる(7階は大部分が改装中)。

7階は「医療モール」に-新たな核店舗はどうなる

フロム中武は打開策として2018年2月1日以降に7階全区画を医療モール「立川北口メディカルモール」に転換する大幅リニューアルを進めており一部区画には医療機関が開業している。
しかし、依然として多くのフロアで空き区画が目立っているうえに集客の要であった食品スーパーも失うことから、近隣の大型商業施設と差別化可能な有力テナントの早期誘致が期待される。

外部リンク:フロム中武
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大中原宿店、2018年3月25日閉店-人気老舗雑貨店、最後の店舗が閉店

元ダイエー系で、現在はマルシェガーデン株式会社(千代田区)が展開する老舗アジアン・中国雑貨ブランド「大中」最後の実店舗「大中原宿店」(1980年開店、東京都渋谷区)が、2018年3月25日をもって閉店する。

大中原宿店。

ダイエーのアジアン・中国雑貨専門店として創業

大中は大阪市都島区の「ダイエー京橋店」内で1972年に創業。
ダイエーグループのアジアン・中国雑貨専門店「大中」として全国に店舗網を拡大した。店名の由来は諸説あるが、「大栄」と中国、そしてダイエーの創業者「中内功」氏を暗喩したものであるとも言われる。
創業した1972年は日中国交正常化が行われた年で、看板キャラクターである「大中パンダ」は同年に日本に上陸した上野動物園のパンダ人気にあやかり作られたもの。大中のシンボル的存在となっており、店舗では「パンダスリッポン」など大中オリジナルのパンダグッズが数多く並べられている。

人気の「パンダ」商品(公式Twitterより)。

2009年にはパルコ、丸井、イオンモールなどの大型商業施設内や、繁華街に路面店として70店舗近くを展開していたが、ダイエーの事業整理に伴い、当時の運営会社は2014年に清算されていた。
現在の大中は、ダイエーから雑貨専門店「マルシェ」「大中」の一部店舗を承継した「マルシェガーデン」が2014年から運営している。

竹下通りの原宿店、閉店セール実施中-今後は通販で?

大中原宿店は原宿・竹下通りに1980年に開店。2月17日から閉店セールが行われており、人気商品「パンダTシャツ」などの人気商品が最大70%引きで販売されている。

原宿店では閉店セールを実施中。

マルシェガーデンによると、大中の一部商品はネットショップ・通販などで販売を継続する方針だといい、今後も長年親しまれた「大中」ブランドが生き続ける可能性もある。

外部リンク:大中(公式サイト)
外部リンク:大中 DAICHU OFFICIAL BLOG
外部リンク:大中原宿店(@DaichuHarajyuku)さん | Twitter
外部リンク:大DAICHU中さん(@daichu_official) • Instagram写真と動画
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