三菱地所が、東京都千代田区の東京駅日本橋口前・常盤橋街区再開発計画を発表した。
日本最高層のビルを建設へ
再開発の目玉は日本一の高さとなる高さ390m・61階建の複合オフィスビル建設で、その他にも3棟の大型オフィスビルなどが建設される計画。
下層階には店舗が入居するほか、駐車場や変電所なども設置される。
全事業の完了は2027年、総工費は1兆円以上となる見通し。

完成イメージパース(三菱地所ウェブサイトより引用)
奥には東京駅が、手前には日銀本店が見える。
東京駅・丸の内周辺は1894年の三菱一号館竣工以来、百数十年に亘って三菱グループのオフィスビルが集積する地域となっており、再開発計画は三菱グループの威信をかけたものとなる。
外部リンク: 「常磐橋街区再開発プロジェクト」計画概要について(三菱地所)
再活用進まぬ西友跡
米ウォルマート傘下の大手スーパー「西友」が大規模な不採算店閉店を実施中であるが、その跡地再活用が困難を極めている。

再活用方法が決まらない旧西友諫早店。(長崎県諫早市、閉店前)
2015年に閉店、もしくは近いうちの閉店を表明した西友の全30店舗のうち、2015年9月現在までに明確な再活用策が決まったのは僅か9店舗のみ。
2002年の寿屋全店(九州最大のスーパー、約130店舗)閉店や、2000年以降のダイエー大規模閉店などにおいてもその跡地活用が大きな問題となったが、今回の西友の大規模閉店においては、その活用率の低さが際立っている。
表:2015年に閉店した西友跡の再活用方法

閉鎖予定の店舗含む。2015年9月現在。都商研調べ。クリックで拡大。
多層型商業ビルへのワンフロア入居は図中「()」でフロア数表記。
また、一度閉店したスーパーであっても、建物の解体の容易さや様々な再活用策を採ることができる低層型・中小規模の店舗は、通常再活用されやすい傾向にある。 しかし、今回閉店した西友の店舗では、そのような低層・中小規模の店舗(これらは全てが閉店から約半年が経過している)であっても、未だに半分以上の再活用策が決まっておらず、それらの低層型店舗は西友が再出店を名言したために解体された1店舗を除いて、多くがそのまま入居者募集中となっている。

多くの店舗は閉店後もそのままとなっている。
閉店後の旧サニー吉井ショッピングセンター(福岡県うきは市)。
一方で、特に都心部に立地する高層型店舗(4階層以上、商業ビル低層へのテナント入居を含む)は、7店舗のうち1店舗が地場スーパーを核としたショッピングセンターとして再開することを決めたが、3店舗は早くも解体が決定しており、活用方法が決まらない老朽化した高層店舗への見切りの速さも際立っている。解体が決まった3店舗はいずれも跡地に新たな商業施設や、商業施設が入居した複合ビルを建てることが検討されている。
低層型店舗でも再活用が進まない西友跡

図1:2015年に閉鎖された西友の再活用方法(閉鎖予定含む)
左がワンフロア型店舗、右が多層型店舗。
(全国の全30店。2015年9月現在。数字は店舗数。)
多層型商業ビルへのワンフロア入居も多層型店舗に含む。

図2:寿屋(2002年倒産)のうち九州中南部の店舗の再活用方法
左がワンフロア型店舗、右が多層型店舗。
(大分、熊本、宮崎、鹿児島の全100店。2001-2年閉店、2013年調査。数字は店舗数。)
今回閉店した西友のうち、ワンフロア型店舗はその多くが九州地方に立地している。
九州は言わずと知れたディスカウントストア大国で、スーパードラッグストアも非常に多く、またスーパーマーケットも個性的な品揃えの店舗や百貨店系の店舗などといった特徴的なものが数多くある。
特にこのような競合の激しい地域では、このまま店舗跡が再活用されない状態が長引く可能性もあり、解体されて商用以外の再活用方法を模索することになる店舗も多いことが予想される。
また、低層型店舗のうち、2店舗ずつが「元気なスーパー」と言われ、大型店から小型店まで幅広く展開している「バロー」と「イズミ」(ゆめマート)に引き継がれたのも興味深い。

サニー新外店跡に出店したゆめマート新外店(熊本市)。

今秋開業予定のゆめマートすわの店(福岡県久留米市)。
イズミウェブサイトより。
今後、再活用方法が長く決まらない低層店舗跡は、家賃の値下げなどによりディスカウントストアの出店や中古品販売店などといった異業種の進出が起きることも予想され、また、都市中心部の大型店舗跡は再活用に行政が参画することも予想される。
これからも再活用状況を注視していきたい。
(担当記者:W/いずれもデータは2015年9月現在のもの)
関連記事:西友諫早店、2015年4月30日閉店
イズミヤロブレ小山店、2015年8月31日閉店-ロブレ、一部専門店は営業継続
栃木県小山市のJR小山駅となりにある商業ビル「ロブレ小山」の核店舗である「イズミヤ小山店」が8月31日に閉店した。

ロブレ小山。
ドンキも閉店-一部専門店は営業継続
「ロブレ小山」は中堅総合スーパーのイズミヤ(大阪市)が主体となり開発した商業ビルで、1994年6月に開店。
地下1階、地上8階建てで、専門店街を含めた売場面積は約21,000㎡。
2009年12月には、下層階にドンキホーテ小山駅前店も入店していた。
イズミヤの閉店により、イズミヤのテナントとして入店していたドンキホーテも閉店となる。

JR小山駅前に立地している。
多くの専門店もイズミヤの閉店と同時に退店するが、映画館、キャンドゥ、アニメイト、生涯学習センターなど一部のテナントはそのまま営業を続けており、ビル全体が閉館している訳ではない。

小山市中心部の核店舗。
営業再開模索-ドンキ、再出店めざす
イズミヤは閉店に伴い、ロブレ小山ビルを小山市に譲渡した。
小山市はロブレビルのリニューアルを計画しており、ドンキホーテもロブレ小山への再出店を検討している。
【ロブレ小山で当面営業を続ける店舗】(変更されることがあります)
7階:シネマロブレ、アソカ(カレー店)、リーブ21
6階:小山市生涯学習センター、催事場
5階:キャンドゥ、あぐりーず(ゲームセンター)
4階:閉館
3階:インテリエ、ブティックK、エスペニア、カスピ(以上ファッション)
メイフェア(化粧品)、エステール(宝飾品)、エースコンタクト
エステティックTBC
2階:アニメイト
1階:ミスタードーナツ
地階:閉館
※ドンキホーテは休店中。再出店を検討。2015年9月現在。
(担当記者:W/協力:さにぼーさん、aktさん)
外部リンク:ロブレビル再生に向けて(小山市)
新潟BRT、9月5日より運行開始
新潟市で新たなバス交通システム「新潟BRT」の運行が9月5日に開始される。

新潟BRTに使用される連節バス。新潟市ウェブサイトより引用。
新潟BRTは新潟市と新潟交通が整備し、専用の赤い連節バス「ツインくる」により新潟駅-万代シテイ-古町-市役所前-青山を結ぶもの。
なお、BRT路線全てが連接バスで運行されるわけではなく、運行には既存の車両も投入される。
これに合わせて、市内の新潟交通バス路線も大幅に再編が行われ、中心市街地に乗り入れるバスをBRT主体に集約して高速・効率化を図り、郊外地域の多くはBRT沿線からフィーダーバスに乗り換えるという形を採る。
また、BRTの終点である青山バス停に近いイオン新潟青山店には、運行情報を表示するモニター(バスインフォメーション)も設置される。

JR新潟駅前に整備されたBRT乗り場。赤い表示が目印。
(8月31日撮影)
新潟市は本州の日本海側では唯一の政令指定都市であるが、1999年の新潟交通電車線廃止後は鉄軌道交通がJR線しかなく、公共交通網の整備・再構築が課題となっていた。
BRTの開業に先駆けて、8月30日には新潟市役所で出発式典が開かれ、新潟市長、Negicco、新潟交通関係者などによるテープカットが行われた。
(担当記者:W&オーシャン)
外部リンク:2015年9月5日 新潟のバスが変わります (新潟交通)
外部リンク:新たな交通システム 新潟市
西友・ザ・モール小倉、2015年8月31日閉店-小倉唯一の西友、20年の歴史に幕
福岡県北九州市小倉南区JR下曽根駅前にある大型ショッピングセンター「西友・ザ・モール小倉」が8月31日に閉店した。

西友ザ・モール小倉。
SEIYU小倉唯一の店舗だった
ザ・モール小倉は1995年4月22日に開店。地上3階建、売場面積は31,963㎡。
キャナルシティ博多などを手掛けたディベロッパー「福岡地所」と、地元不動産会社「谷弥」による下曽根南口土地区画整理事業の一環として開発が進められ、西友と北九州地域開発による共同運営となっていた。
「西友小倉店」(旧・西友小倉西武店)を核に、「トイザらス」、「無印良品」など150の専門店が出店していたが、ザ・モール小倉の周辺では競合他社進出による競争が激化しており、西友の閉店に先駆けて春ごろからテナントの撤退が始まっていた。
8月31日で専門店とともに閉鎖-再活用なるか
8月31日の西友の撤退後は、「ザ・モール小倉」の建物全体が閉鎖される。
店舗の跡地活用に関する具体的な計画はまだ発表されていない。
小倉唯一のSEIYUとして長年親しまれた店舗だけに、誰もがはにかむような店舗の入居が望まれる。
関連記事:西友諫早店、2015年4月30日閉店
関連記事:サンメディラック飯塚、2015年7月25日開業-バスターミナル複合ビル化
山形屋バスセンター、8月31日限りで閉鎖
百貨店の山形屋(鹿児島市)と鹿児島交通は、山形屋天文館本店の耐震工事に伴う改装に合わせて8月31日限りで1階「山形屋バスセンター」を閉鎖した。

山形屋天文館本店。
百貨店バスセンターのさきがけだった
山形屋バスセンターは1954年開業。
天満屋、トキハなどとともにバスセンター機能のある百貨店の先駆けであったが、近年は老朽化が進んでいた。

バスセンター入口。
山形屋バスセンター廃止にともなう大きなダイヤ変更はなく、これまでバスセンターを発着していた便は、これからは「山形屋4号館前」「金生町」「鹿児島銀行本店前」などの道路上のバス停に発着することになる。
廃止告知。
ダイエー富田林店、2015年8月31日閉店-39年の歴史に幕
大阪府富田林市の近鉄富田林駅前にある総合スーパー「ダイエー富田林店」が8月31日午後6時に閉店する。

31日に閉店するダイエー富田林店。
富田林駅前を代表する大型店だった
ダイエー富田林店は1976年10月29日の開店で、地上3階地下1階建、売場面積は約10,400㎡。
近鉄長野線富田林駅から徒歩5分ほどの富田林市中心部に立地し、西友富田林店(撤退済、現在はジャンボスクエアとしてスーパーなどが入居)とともに富田林駅前を代表する大型商業施設として39年間営業していた。
グループの書店「アシーネ」や100円ショップ「キャンドゥ」などの専門店も31日をもって撤退する。

閉店のあいさつ。
閉店が決まって以降、ダイエー富田林店が独自開発したワインの販売やマグカップの配布、「富田林思い出街さんぽ展」などの企画などを行っており、最終日前日にも営業年数にちなんだ「39円セール」、「390円セール」や系列店で利用できる特別割引クーポンの配布を実施している。
店頭やチラシでは、ダイエー金剛店やイオン金剛東店、系列のネットスーパーの利用を呼びかけている。
店舗の跡地活用に関する具体的な計画は未だ発表されていない。
(担当記者:H)
外部リンク:ダイエー富田林店
(閉店後はリンク切れとなります)
札幌市電の延伸区間、2015年8月末よりレール敷設を開始
北海道札幌市中央区で2015年末の開通を目指して進められている札幌市電の延伸工事が本格化している。
2015年春の電停移設などに続いて、8月末からは新設区間の狸小路附近においてもレール敷設工事が開始された。

札幌市電。
札幌市電、400m延伸で「環状化」
この工事は、札幌市電のすすきの電停-西4丁目電停区間400mを延伸させ、環状運転を行うことを目指すもの。
すすきの-西4丁目間は1973年に廃線となっており、延伸に先駆けて2013年からは超低床車両「ポラリス」の導入が、今年5月からはすすきの電停の移設工事などが行われていた。

延伸工事が進む札幌市電。西4丁目電停附近。8月29日撮影。
軌道延伸工事は道路上で行われるために、主に夜間に実施されている。
新設区間は国内では珍しいサイドリザベーション方式(線路が歩道近くに寄せられる)で、両電停の間には新たに狸小路電停が設置される。

工事は主に夜間に実施されている。8月29日撮影。
国内では珍しいサイドリザベーション方式を採用。
外部リンク:市電(路面電車)/札幌市
阪堺電車、住吉-住吉公園前を1月に廃線へ
大阪ミナミと堺を結ぶ路面電車「阪堺電車」は、上町線住吉電停-住吉公園電停間200mの廃線を決めた。
廃線予定は2016年1月31日。
この区間は盲腸線であり、住吉公園電停から僅か100m離れた場所には阪堺線の住吉鳥居前電停がある。

廃線となる住吉公園電停。
住吉公園電停は古い駅舎が有名であり、また、近くでは路面電車同士が平面交差する光景が見られることでも有名であったが、これも見納めとなる。
路面電車の廃線は名鉄岐阜市内線以来11年ぶり。
京都BAL、8月21日開店 – 京都丸善10年ぶりに復活
8月21日、京都・河原町の「京都BAL」が約2年7ヶ月の建替期間を経てグランドオープンした。

「京都BAL」玄関。
「京都BAL」は1970年11月に開業。
河原町を代表するファッションビルとして40年以上営業していたが、相次ぐ競合施設の進出や建物の老朽化もあり、2013年1月末に一時閉店。
核テナントの「丸善ジュンク堂書店」と「無印良品」は仮店舗に移転し営業していた。

ザ・コンランショップ。
「京都BAL」本館は地下2階、地上6階建。延床面積は18,561㎡。
ファッションショップ「ロンハーマン(Ron Herman)」が世界最大の規模で出店するほか、インテリア専門店「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」、セレクトショップ「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」、更に10年ぶりに京都に再進出する老舗大型書店「丸善」、直営の京雑貨・自然派化粧品専門店「KOTOSHINA・古都品」など33店舗が出店する。
丸善京都本店オープニングフェア


