三省堂書店池袋本店、2015年12月6日開業-リブロ本店跡に

東京都豊島区の百貨店「西武百貨店池袋本店」の別館地階・書籍館4階~地階に「三省堂書店池袋本店」が12月6日にグランドオープンした。
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三省堂書店池袋本店エントランス。

池袋の三省堂は本だけじゃない!

「三省堂書店池袋本店」は、7月に惜しまれつつ40年の歴史に幕を下ろしたリブロ池袋本店跡に入居。7月よりフロアの一部を利用して暫定営業を行っていた。
売場面積は全体で約3,300㎡、蔵書数は80万冊。
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 全館フロアガイド(三省堂書店公式サイトより引用)

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惜しまれつつ閉店した旧リブロ池袋本店。

三省堂書店池袋本店の一番の特徴は、各フロアにおいてオススメの本を紹介するコーナー「tanakanata(棚彼方)」が設置されたこと。
更に、各フロアに雑貨コーナーも設けられたほか、1階にはブックカフェ「神保町いちのいちノおふくわけ」も開設された。
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「tanakanata」コーナー。各フロアに設けられている。

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ブックカフェ「神保町いちのいちノおふくわけ」。

また3階には、美術コーナーに定評のあったリブロ池袋本店の長所を引き継いだ形でアート・芸術書籍専門コーナー「ARS LOCUS」を設置。
現在はオープニング企画として「感じるTOKYOプロジェクト」と題し、クリエイターによるオリジナルグッズの展示・販売が行われている。
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「ARS LOCUS」。

そのほか、特長的なコーナーとしては、地階の児童書売場「totoa」に設けられた積み木コーナーや、4階の博物系雑貨コーナー「Naturalis Historia」が挙げられ、このような多彩なコーナーを設置することで、池袋で最大の書店である淳久堂書店池袋店(約6,600㎡)との差別化を図っている。
また、4階には、大型書店では定番でとなっているイベントスペース「Reading Together」を開設。今後、様々な作家やタレントのサイン会などが開催されることになっている。
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ライバルである淳久堂書店池袋本店。

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「Reading Together」のイベント情報。詳しくは公式サイトへ。

なお、リブロ本店の撤退は業績不振によるものではなかったため、リブロは新たな本店の移転先を探しているというが、現時点では新店舗の開設には至っていない。

三省堂書店 池袋本店
住所:東京都豊島区南池袋1-28-1
(西武百貨店池袋本店別館地階・書籍館地階~4階)
営業時間:10:00~22:00

外部リンク:三省堂書店池袋本店特設サイト
関連項目:リブロ池袋本店、7月20日閉店

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