ヤオコー岩槻本丸店、2025年10月29日開店-「ダイエーDマート」「マミーマート」跡地に商業施設復活

埼玉県さいたま市岩槻区の国道2号線沿いにあった旧ダイエーDマート岩槻店/マミーマート岩槻店跡地に、ブルーゾーンHD系大型食品スーパー「ヤオコー岩槻本丸店」が2025年10月29日午前9時に開店する。

欧米の消費文化を意識したダイエーDマート岩槻店

ダイエーDマート岩槻店は、1994年4月にダイエー系ディスカウント総合スーパーとして開店。建物は地上2階地下1階建で店舗面積は6,954㎡。
Dマート岩槻店は欧米の消費文化を意識した低価格業態の店舗として、フルラインの直営衣食住フロアに加え、アメリカンスタイルの直営フードコートやオートスロープを導入するなど近隣競合店との差別化を図ったが、2002年5月にグループの経営悪化を背景としてわずか8年で閉店し解体となった。

マミーマートの近隣商圏型商業施設となるも20年で閉店

ダイエーDマート岩槻店跡地には、2003年12月に埼玉地場大手系食品スーパー「マミーマート岩槻店」が開店。建物は地上2階建で店舗面積は5.248㎡。
マミーマート直営食品フロア(2,291㎡)を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」や総合ファッションストア「パシオス」、100円ショップ「Seria」といった専門店が入居する近隣商圏型ショッピングセンターに近い店舗形態であったが、2023年12月に契約期間満了のため閉店。Dマート同様に跡地は解体となった。

ヤオコー核の新施設として再び商業施設復活

ヤオコー岩槻本丸店の建物は地上2階建で敷地面積は約18,618㎡、直営売場面積は約2,518㎡、延床面積は約7,830㎡。

ヤオコー岩槻本丸店。

ヤオコー岩槻本丸店はストアコンセプトに「すべてのお客さまに【美味しさ】で感動を~ヤングファミリー層獲得に向けて各部の専門性を高めヤオコーのファンを増やそう!~ 」を掲げ、青果では木熟トマトシリーズや地産トマトを拡充するなど「地域一番のトマト売場」を実現、精肉では黒毛和牛・ミートデリカを展開、鮮魚では対面販売による商品提案に加えて豊洲市場を活用した圧倒的鮮度の生まぐろ・旬の近海魚を提供する。また、デリカにおいても寿司売場との連動や出来立て惣菜の対面販売、国産小麦使用・店内手伸ばし製造によるピザをはじめとするベーカリーを展開する。
施設内ではドラッグストア「スギ薬局」に加え、マミーマート時代の有力専門店であったパシオスとSeria、医療関連テナントも順次開店する予定であり、岩槻城のお膝元に再び利便性の高い商業施設が復活することとなった。

ヤオコー岩槻本丸店

住所:埼玉県さいたま市岩槻区本丸3丁目20番45号
営業時間:午前9時~午後9時30分

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