大阪府東大阪市のJRおおさか東線高井田中央駅/大阪メトロ中央線高井田駅近くに、オーケー(本社:横浜市西区)のディスカウント食品スーパー「オーケー高井田店」が2024年11月26日午前9時に開店した。
大阪市営高井田6住宅跡地にオーケーの旗艦店
オーケー高井田店は、2022年10月実施の「大阪市営高井田6住宅跡地一般競争入札」(約3,600㎡)にオーケー子会社「オーケー店舗保有」が約27億円で落札し出店を決めたもので、建物は新築地上5階地下1階建で営業フロアはワンフロア(地下1階)、売場面積は約2,545㎡。
高井田店は「高品質・Everyday Low Price」を掲げる同社関西初の店舗かつ旗艦店として、生鮮3品(青果・水産・精肉)に加え、店内製造商品(惣菜・寿司・ピザ・ベーカリー)をフルラインで展開。医薬品の取扱いも行う。
開店当日のオーケー高井田店。
開店当日は記念式典も、二宮社長も売場でアピール
オーケー高井田店では開店当日午前8時40分から記念式典を開催。記念式典では二宮涼太郎代表取締役社長や入店待機列の先頭に並んだ買物客によるテープカット、花束贈呈が行われた。
オーケー高井田店の開店記念式典。
その後、午前9時の当初予定時刻を前倒し、午前8時45分から営業開始。オーケーが高品質EDLPの一環として展開するピザを始め、同社ならではの商品を買い求める客で賑わいをみせた。
オーケー高井田店の惣菜フロア。
名物商品のひとつであるピザの焼き上げを待つ行列もみられた。
オーケー二宮涼太郎代表取締役社長によるフロアアピール。
「オーケーの実」など関西初ならではの非売品もみられた。
大阪兵庫で出店加速、激戦区でシェア獲得めざす
オーケー二宮涼太郎代表取締役社長は、同社関西事業所での取材に対し「(関西スーパー事件から)関西のお客様から本当に応援メッセージをたくさんいただき、単独出店で1から出そうというところで出店に至った」「(ターゲットを絞らず)広くいろんなお客様にご利用いただきたい」と語った。
二宮涼太郎代表取締役社長。
オーケーは2025年1月を目途に関西2号店/兵庫1号店「オーケー西宮北口店」を開店する方針を明らかにしている。加えて、兵庫県尼崎市南武庫之荘のスギ薬局系ディスカウントストア「ジャパン尼崎店」跡地(地上2階建/延床面積約3,303㎡)や神戸市垂水区の洗濯代行複合施設「WASH&FOLD神戸垂水店」跡地、兵庫県伊丹市に新店舗を開店する準備を進めるなど、大阪府と兵庫県(西端は当面神戸市)でドミナント的に経営資源を集中する方針だ。
オーケー高井田店周辺は、万代の本社併設店舗やライフの総合スーパー業態店舗など、同業7店舗が立ち並ぶ激戦区であり、同店は今後の関西戦略の試金石としてシェアの獲得を図ることとなる。
オーケー高井田店
住所:大阪府東大阪市高井田本通7-5-9 オーケー高井田ビル
営業時間:午前8時30分~午後9時30分
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