エミテラス所沢、2024年9月開業-西武鉄道・住友商事系モール、所沢車両工場跡地に

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢車両工場跡地に、西武リアルティソリューションズと住友商事による商業施設「エミテラス所沢」が2024年9月に開業する。

エミテラス所沢の完成イメージ。

西武の「Emi」と住友商事の「Terrace」融合した新施設

エミテラス所沢は、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で進行中の「所沢駅西口土地区画整理事業」において、西武グループと住友商事グループが共同開発中のプロジェクト「所沢駅西口開発計画」の一環として開業するもので、建物は地上7階建で敷地面積は約34,000㎡、店舗面積は約43,000㎡、延床面積は約129,0000㎡。

西武鉄道所沢車両工場。

施設名は西武グループのスローガンに由来する「Emi」と住友商事グループの商業施設に由来する「Terrace」を組合せて表現したもので、ロゴデザインに関しても「Emi」のアルファベットを記号化し融合したものとなっている。

エミテラス所沢のロゴデザイン。

サミットを始め、12の大型専門店を核とする施設に

エミテラス所沢では「都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点」として「もっといいコトを、もっといいトコで。」を掲げ、142店舗が入居する予定(2024年5月時点では139店舗発表済み)。

エミテラス所沢周辺一帯の航空写真。(2024年3月20日時点)

なかでも、住友商事系食品スーパー「サミットストア」を始め、ファッションブランド「UNIQLO」「H&M」「nico and…」「ドットエスティ」、セブン&アイHD系総合ベビー用品店「アカチャンホンポ」、インテリア雑貨店「ACTUS」、家電量販店「ノジマ」、複合書店「ジュンク堂書店」、アミューズメント「namco」、シネマコンプレックス「T・ジョイ」といった大型専門店12店舗を施設を代表する核店舗(キーテナント)として展開。
加えて、金沢のセレクトショップ「CALNĒ」やNEW ERAセレクトショップ「THE CAP」、シンガポールチキンライス店「海南鶏飯食堂」、台湾料理店「ダパイダン105」、ベトナムフォー「フォーティントーキョー」、熊本珈琲回廊プロデュースのカフェ「武蔵國珈琲」といった埼玉初を含むバラエティ豊かな専門店が軒を連ねることとなる。

エミテラス所沢。

所沢車両工場のレガシーも

エミテラス所沢は、西武鉄道所沢車両工場跡地活用の一環として生まれた施設であることから、西武鉄道の本線と車両工場を結ぶ引き込み線や2000系運転用シミュレーターの一部を「跡地の歴史を未来へつなぐレガシー」として展示するなど、新しいシンボルとして事績を伝えるとしている。

エミテラス所沢に設置予定のシミュレーター。

エミテラス所沢

住所:埼玉県所沢市東住吉 エミテラス所沢

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