イオンそよら上飯田、2022年4月7日開業-ダイエー上飯田店を建替え

名古屋市北区の上飯田駅近くにあった総合スーパー「ダイエー上飯田店イオン上飯田店)」跡地の東半分に、イオンの都市型商業施設「イオンそよら上飯田」が、2022年4月7日に開業する。

イオンそよら上飯田。

ダイエー上飯田店跡、2年ぶり商業施設に

イオン上飯田店は1973年4月にダイトウオリベックビルの核店舗「ダイエー上飯田店(上飯田ショッパーズプラザ)」として開店。1984年に増床リニューアルした。
その後、ダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管され、イオン上飯田店となった。

イオン上飯田店。

建物は売場面積は13,036㎡で、未来屋書店、マツヤデンキ、カルディーコーヒーファーム、メガネの三城、キャンドゥ、モーリーファンタジー、名古屋市電展示場(1984年に増床のため廃止)など多くのテナントが出店していたが、老朽化のため2020年2月29日に閉店していた。
イオンは閉店に際し、新店舗はシニアをターゲットとした「食と健康」がテーマの商業施設を建設するとしていた。

中部地方初「そよら」ダイエー時代より規模縮小

「そよら」はイオンの都市型店舗で、由来は「そら、寄って、楽しんでって!」。「イオンそよら上飯田」は3号店で、中部・東海地方には初出店となる。
なお、敷地の西半分は長谷工グループの分譲マンションが建設されている。

「イオンそよら」ロゴ。

イオンそよら上飯田の売場は1階と2階、延床面積は旧ダイエーよりも狭い約9,163㎡、店舗面積は約6,300㎡。
コンセプトは「暮らしの利便性を高めるコンパクトなまちの生活拠点」。コンパクトでありながらワンストップで買物できる「時短での買物」と、野外のテラススペースなどでの「時間消費」という、2つの「時間価値」を提供するとしている。また、毎月第4日曜日を「そよらデー」とし、地場野菜、花、日用品などを販売する朝市や北区名物であるジャズ演奏などのイベントを開催。2階にはイベントを開催できる野外テラスも設置される。

イオンスタイルを核に地域初「スタバ」など16店出店

核店舗は総合スーパー「イオンスタイル上飯田」。
イオンで東海3店目のスマートストアとして「ネットスーパー」や「レジゴー」などのほか、「AIカカク」「AIカメラ」を活用した食品ロス削減・省エネの実証実験に取り組む。

店舗東側にネットスーパーピックアップ場が設けられる。

食品では健康食品・時短食品を充実されるほか、総菜コーナーでは、対面量り売り総菜を提供する「リワードキッチン」を導入。弁当コーナーでは「味噌カツ丼」「味噌仕立てのエビフライ重」などの名古屋めしも取りそろえる。
また、精肉ではダイエーのオリジナル和牛「さつま姫牛」の販売を継続。ベーカリーはイオン系(旧マイカル系)の「カンテボーレ」を導入する。
そのほか、日用品・衣料品・化粧品も展開。化粧品ではアジアンコスメや男性用コスメも導入する。また、イオン系の「イオン薬局」、イオン系ペットショップ「ペテモ」も併設される。
テナントは16店舗が出店。旧店と異なり物販店は先述したイオン系テナントのみであり、多くは飲食・医療サービス系店舗となった。
サービス系店舗としては大衆理容店「QBハウス」、クリーニング「ラメール」などが、飲食店としては「マクドナルド」「スターバックス」が出店。また、敷地内別棟の回転寿司「スシロー」、コメダ系和風喫茶「おかげ庵」も営業を継続する。

イオンそよら上飯田/イオンスタイル上飯田

住所:愛知県名古屋市北区織部町1番1
営業時間
イオン:9時~22時
イオン薬局(調剤薬局):9時~20時
テナントは店舗によって異なる。

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