東京都新宿区の東京メトロ四ツ谷駅前・JR四ツ谷駅前に大型再開発ビル「コモレ四谷」が2020年に開業する。
コモレ四谷。
四ツ谷駅前再開発、名称は「コモレ」に
コモレ四谷の建設は「四谷駅前地区第一種市街地再開発事業」としてUR都市機構、三菱地所、第5メック都市開発特定目的会社(三菱地所株式会社、阪急阪神不動産株式会社、太陽生命保険株式会社が出資)、四谷駅前地区再開発協議会が進めてきたもの。
総事業費は約840億円、敷地は約2.4ヘクタールにも及ぶ。設計・施工は大成建設。この地にはもともと公務員宿舎や小学校などがあった。
完成予想パース。
「コモレ四谷」の名称は2019年3月27日に発表されたもので、由来は「木漏れ日」+「COMMON(共同、共通)=つながり」による造語だという。
高層棟はオフィス、低層階に商業施設に
高層棟「YOTSUYA TOWER」は地上30階、地下3階建て。大部分はオフィスとなる。
また、低層棟の地上2階から地下1階は商業施設「CO・MO・RE Mall(コモレモール)」となる。モール部分の専有面積は約5,800㎡。核テナントはスーパーマーケット「ライフ」で、そのほかのテナントについては4月時点では発表されていない。
このほか、住宅、教育、公益施設が入居する中層棟(4階~7階建て)も複数建設されている。
1階には四ツ谷駅側に「出迎えの広場」、反対側に「コモレビの広場」が設けられる。
敷地内配置図。
これまでの四ツ谷駅前には大型商業施設がJR東日本グループの駅ビル「アトレ四谷」しか存在していなかった。そのため、コモレ四谷は四ツ谷の街に新たな人の流れを生み出す起爆剤として期待される。
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