太陽家具、大型店2店を2018年10月31日閉店-”店舗半減”の太陽家具、旧「井筒屋」の本城店も閉店に

太陽家具百貨店(山口県宇部市)は、「太陽家具北九州西店(ライフステージ太陽北九州西店)」(北九州市八幡西区)、「太陽家具柳井店」(山口県柳井市)の大型店2店を2018年10月31日に閉店させる。

太陽家具の旗艦店・北九州西店(旧・井筒屋本城店)。

縮小続く太陽家具、ついに「大型店1号店」も閉店

太陽家具百貨店は1947年4月に山口県宇部市で創業。
西日本の地場大手家具店として、郊外型大型家具店「Life Stage TAIYO」、地域密着型家具店「太陽家具」を16店舗展開している。(2018年10月現在、熊本地震以来休業扱いのANBIENCE+熊本を除く)
同社は1990年8月に、大型店舗1号店となる「太陽家具北九州西店」を地場大手百貨店「井筒屋本城店」跡に出店して以降、前述した郊外型大型家具店「Life Stage TAIYO」とインテリア性の高い家具を取扱う「AMBIENCE」の出店を加速。集客性の高い大型ショッピングセンター(イオンモール、アリオなど)の核テナント、準核テナントとしての店舗モデルを確立することで、2004年11月には関東初となる「AMBIENCE KITATODA」をイオンモール北戸田(埼玉県戸田市)に、2006年には関西初となる「Life Stage TAIYO 神戸店」(神戸市西区)を出店させるなど、最盛期となる2008年には全国各地に27店舗を展開していた。

しかし、近年は低価格家具店などとの競争激化に伴い、首都圏、関西圏からの全面撤退、他社系商業施設からの一時全面撤退、老朽化が進む市街地立地店舗の閉鎖、社員数削減といったリストラ策を進める一方で、旗艦店の大規模リニューアル、移転を進めるなど、事業の立て直しを図っている。
北九州西店、柳井店の閉店により、同社の営業店舗数は10年前の約半分となる14店舗となる。

外部リンク:太陽家具
関連記事:サンリブシーモール店、7月31日閉店-改装進める「下関の顔」、新店舗誘致へ
関連記事:井筒屋、コレット井筒屋・黒崎井筒屋・宇部井筒屋・飯塚井筒屋の4店を閉店-2019年5月までに
関連記事:イオンモール、スペースワールド跡地の開発を発表-2021年開業、イオン最大級に
関連記事:ラオックス、リバーウォーク北九州に旗艦店-約1万㎡「購入」、2月開業めざす

このエントリーをはてなブックマークに追加