イオン豊川開運通店、2025年1月新装開店-スズキ特機工場跡地の旧マイカル豊川サティ、イオンスタイルと区別化

愛知県豊川市の名鉄豊川線豊川稲荷駅近く、開運通商店街にあるイオン系大型総合スーパー「イオン豊川店」が「イオン豊川開運通店」として2025年1月1日に新装開店した。

イオン豊川開運通店の店名変更告知(同社公式より)。

豊川市内随一の店舗面積誇った「豊川サティ」

イオン豊川店は、1998年10月にマイカルの生活百貨店「豊川サティ」として「スズキ豊川特機工場」(豊川工場に移転統廃合)跡地に開店。建物は地上5階建で店舗面積は22,966㎡。
マイカル豊川サティは1995年4月開店の豊田サティ(現ギャザビル)に次ぐ同業態愛知県内2号店として、直営衣食住フロアに加え、複合映画館「ワーナーマイカルシネマズ」県内1号店、屋内型アミューズメント施設「ダイナレックス/パームボウル」を展開するなど、豊川市内最大の店舗面積(当時)を誇る複合商業施設として広域集客を図った。
豊川サティは2001年9月のマイカル経営破綻後も存続対象となり、2011年3月のイオンによる総合スーパー運営会社再編を機に「イオン豊川店」として新装開店した。

共通点多い豊川市内イオン2店舗

イオン豊川店は開業以来、マイカル豊川サティ時代の施設構成(映画館・アミューズメント含む)を踏襲した営業を続けてきたが、2023年4月に同店比約2倍の店舗面積を誇るイオン系商業施設「イオンモール豊川」が開業した。
イオンモール豊川は、旧マイカル豊川サティ同様に大手自動車メーカー「スズキ」工場跡地を再整備した施設であり、核店舗の総合スーパーも「イオンスタイル豊川」を称するなど、両店舗間で混同が生じる恐れがあった。

2025年初の「イオン」店名変更で明確化

イオンリテールは、2023年12月にイオン幕張店と各務原店を「イオン海浜幕張店」「イオンスタイル各務原インター」、2024年9月にはイオンスタイル新潟南を「イオンスタイル新潟亀田インター」として新装開店するなど、以前より運営会社再編や入居施設のリニューアルにあわせた名称変更を打ち出しており、豊川店に関しても豊川稲荷の開運通商店街にちなんだ名称に改めることとなった。

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