東京都世田谷区の東急田園都市線/東急世田谷線三軒茶屋駅近くにあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテピカソ三軒茶屋店」が2024年11月30日29時(12月1日5時)をもって閉店した。
三軒茶屋駅前のドンキ系都市型狭小業態
ドン・キホーテピカソ三軒茶屋店は2003年5月に開店。営業フロアは2フロアで売場面積は499㎡。ピカソとしては2001年11月開店の新小岩店、同年12月開店の国分寺店(旧第一家電)に次ぐ古参店となっている。
ピカソ三軒茶屋店は「ドン・キホーテのノウハウを凝縮しつつ、より立地に合わせ、より便利な店づくり」をめざした都市型ディスカウント業態の店舗として、衣食住や家電、時計・宝飾・ブランド品、バラエティ用品、各種レジャー用品(スポーツ・DIY・カー用品など)を圧縮陳列で幅広く展開。都心勤務者のデイリーユース需要獲得を図った。
ピカソ三軒茶屋店(同社公式より)。
ピカソは12店舗のみに
ドン・キホーテは2005年8月のピカソ西早稲田店開店後にピカソ屋号店舗の展開を一時凍結、次世代型コンビニ(情熱空間)やドンキ屋号の狭小店舗に舵を切ったが、2011年2月に「ピカソ池袋東口店 painted by みちくさ屋」(既存ピカソ改装店舗)を開店、2012年3月にドンキ流セレクトショップを掲げた「ピカソ赤坂店」を開店したことを機にピカソ屋号の展開を本格的に再開。2018年8月には生鮮(青果・精肉・惣菜)併設のピカソ目黒駅前店を開店するなど、ドンキ同様に立地特性を活かした地域密着型の店舗づくりを打ち出している。
三軒茶屋店の閉店により、ピカソ屋号の店舗は12店舗のみとなる。
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