ライフ学園前店、2021年8月31日閉店-学研奈良登美ヶ丘駅前の大型総合スーパー、規模縮小を経て23年の歴史に幕

奈良県奈良市の関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)にある大型総合スーパー(ショッピングセンター)「ライフ学園前店」が2021年8月31日午後6時をもって閉店する。

ライフ学園前店。

登美ヶ丘のライフ、1万㎡超える大型旗艦店だった

ライフ学園前店は、学園前の由来となった帝塚山学園(近鉄奈良線学園前駅)から3kmほどの距離にある登美ヶ丘に1998年5月に開店。建物は地上4階地下1階建、店舗面積は10,500㎡。
同社直営の食料品・衣料品・日用品・書籍・医薬品売場を核に、ワールドのニューファミリー層向けセレクトショップ「SHOO・LA・RUE」や100円ショップ「Seria」、バローグループのスポーツクラブ「AXTOS Will_G」といったテナントが入居している。             

「駅チカ」となるも2018年からは規模を大幅縮小していた

ライフ学園前店は開店当初、同社の看板店舗として直営の総合スーパーや各種専門店が入居する本館に加え、低層階に大型専門店としてホームセンター「コーナン学園前登美ケ丘店」が入居する立体駐車場2館を併設していた。
店舗徒歩圏内では2006年3月に近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅(生駒市)が開業し“駅近立地”になったが、同年7月にはより駅に近い場所にイオン奈良登美ヶ丘ショッピングセンター(現・イオンモール奈良登美ヶ丘)が開業するなど施設間競争が激化。2017年12月にはコーナンが撤退し、2018年1月からは立体駐車場2館が解体となるなど施設規模を大幅に縮小していた。

2018年に解体されたコーナンと立体駐車場。

閉店理由や跡地活用などは未発表

ライフ学園前店本館の閉店理由や建物の処遇、ライフネットスーパーの管轄エリア引継ぎなどは、2021年6月時点においては明らかになっていない。
学園前店の建物はいずれも築20年ほどであるが、同時期に建設された第1立体駐車場は解体後にマリモの分譲マンション(ポレスター)、第2立体駐車場は解体後にスギ薬局核のロードサイド店舗として跡地活用されており、本館についても「学研奈良登美ヶ丘駅徒歩圏内」という好立地を活かした跡地活用が図られるであろう。

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