東京都江東区の三井不動産系複合商業施設「三井ショッピングパーク アーバンドックららぽーと豊洲」の食品核「フードストアあおき東京豊洲店」が2025年10月31日をもって閉店する。
首都圏で多店舗化試みた伊豆発「食文化のパラダイス」
フードストアあおきは1946年11月に静岡県賀茂郡下河津村(現河津町)で削り節店「青木商店」として創業、1957年3月に法人化し、1961年に食品スーパー「セルフサービスの店あおき」として新装開店した。
同社は創業以来、静岡県伊豆半島に店舗面積1,000㎡未満の小型店をドミナント展開していたが、キャッチフレーズに「食文化のパラダイス」を掲げ、地方同規模店舗としては異例となる自動演奏ピアノやバイヤー厳選商品を前面に打ち出した売場を訴求。2006年10月に三井不動産が「豊洲2丁目土地区画整理事業(タウンネーム:アーバンドック)」の一環として整備を進めた複合商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」の食品核として東京都内初進出を果たし一躍脚光を浴びた。
その後、2012年7月には神奈川県内1号店「フードストアあおき横浜天神橋店」を開店、2019年6月には県内2号店「フードストアあおき横浜都岡店」を開店するなど首都圏で多店舗化を試みたが、2022年8月に神奈川県内全店舗を閉店(天神橋店跡は現ヤオコー/都岡店跡は解体=跡地未活用)したため、2025年10月現在は再び東京豊洲1店舗体制となっていた。

フードストアあおき東京豊洲店。
最終日には「お別れの集い」も開催予定
フードストアあおき東京豊洲店では閉店記念企画として、2025年10月10日よりメッセージボードを設置、営業最終日となる10月31日18時30分には1階シーサイドデッキメインステージでクロージングセレモニー「フードストアあおき お別れの集い」を開催するとしている。
フードストアあおきは東京豊洲店の後継店を計画しておらず、同社店舗は首都圏より全面撤退することとなる。
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