マルイ久米店、2025年10月17日開店-100年超の歴史誇った鳥取米子の老舗「ファミリーストアいしかわ」全面刷新

鳥取県米子市の老舗食品スーパー「ファミリーストアいしかわ久米店」跡に、岡山地場大手食品スーパー「マルイ」(本社:岡山県津山市)山陰地域子会社「サンインマルイ」(本社:鳥取県鳥取市)の大型食品スーパー「マルイ久米店」が2025年10月17日に開店した。

100年超の歴史誇る鳥取米子の老舗食品スーパー

ファミリーストアいしかわは1917年に創業。同社は鳥取県内に最盛期5店舗を展開していたが、県外資本の進出や異業種との競争激化を背景として、2019年3月に米子市夜見町の夜見店を閉店、同年8月には西伯郡伯耆町の岸本店を閉店するなど、経営資源を久米店1店舗に集約。同年10月には店舗設計大手「プログレスデザイン」監修とボランタリーチェーン「全日食チェーン」加盟のもと直営食品フロアの全面リニューアルと仕入調達強化を実施し、100円ショップ「ダイソー」やドラッグストア「マツモトキヨシ」を備えた現代的な商業施設として生き残りを図った。
しかしその後、2025年8月21日にサンインマルイに「久米店の営業資産(テナント4店舗含む)」を承継する方針を正式発表、同年9月10日をもって「ファミリーストアいしかわ久米店」としての歴史に幕をおろしていた

ファミリーストアいしかわ久米店。

マルイ久米店に全面刷新、生鮮4品や上質商品強化

マルイ久米店の売場面積は408.7坪。
コンセプトに「毎日行きたくなる、暮らしに寄り添う地域密着スーパー」、テーマに「中食と内食の融合拠点」を掲げ、生鮮各部門(青果・鮮魚・精肉)を連動、惣菜を中心とした「鮮度×簡便×楽しさ」のある商品展開を行うとしている。一環として、青果では生産者20名体制の地場野菜、鮮魚では地魚や鮮魚寿司・海鮮丼、精肉では鳥取県産和牛や味付品・冷凍品の取扱いを強化。
惣菜では手頃な弁当や出来立て惣菜に加えて同店が名物と位置づける「たまごサンド」「手作りハンバーガー」、グロサリーではローソン系高級食品スーパー「成城石井」コーナーや「スターバックス」RC/IC商品、輸入菓子など展開する。

マルイ久米店

住所:鳥取県米子市久米町175
営業時間:午前9時~午後10時

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