サンリブ唐戸、2026年1月閉店-下関カラトピアの核店舗、マルショク唐戸店から73年の歴史に幕

山口県下関市唐戸町の関門汽船唐戸ターミナル/唐戸市場前・唐戸商店街にある複合商業施設「カラトピア」商業核を担うサンリブマルショク系の大型総合スーパー「サンリブ唐戸」が2026年1月をもって閉店する。

カラトピアの核店舗、現店舗約40年の歴史に幕

カラトピアは1986年11月に「唐戸地区第一種市街地再開発事業」の商業核として開業。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建で商業フロアは1~3階、敷地面積は約3,469㎡、店舗面積は5,364㎡、延床面積は約20,080㎡。
なお、再開発前には立地する場所の一部にユニード下関店が出店していた。

カラトピア/サンリブ唐戸。

サンリブ唐戸は、1952年6月開店の同社前身(下関丸食)創業店「マルショク幸町店」と、徒歩圏内にあり1952年10月に開店した唐戸公設市場との複合店「マルショク唐戸店」(現・カラトコア)の後継店としてカラトピア開業と同時に開店。
店舗面積は4,066㎡で、衣・食・住をフルラインで展開している。

カラトピア/サンリブ唐戸の吹き抜け空間。

2025年10月現在も総合食料品・衣料品(婦人/紳士/子供)や家庭用品、寝具インテリアに加えて、、100円ショップ「ダイソー」、そして直営書籍「BOOKSサンリブ」や直営家電「アイリスオーヤマなるほど家電」、園芸ペット用品を取り扱うなど、同社店舗としては最大級といえる品揃えをおこなっている。

下関中心部から総合スーパー消滅

サンリブ唐戸の閉店により、下関市中心部(下関駅~唐戸市場/赤間神宮付近)から大型総合スーパーが消滅する。
また、唐戸商店街/赤間本通り商店街から最寄りのスーパーは、1kmほど離れた住宅街にあるイオン系大型食品スーパー「マックスバリュ宮田町店」「マックスバリュ上田中店」となる。

サンリブの撤退により、同店の買い物によるカラトピアの駐車場割引もなくなることとなる。それゆえ、唐戸エリアの住民に加えて近隣商店街の店舗からは早期の後継テナントの誘致が求められている。

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