えきマチ一丁目折尾、2023年9月29日開業-折尾駅高架下に、マックスバリュ・スタバなど出店

福岡県北九州市八幡西区のJR折尾駅1階に、駅ビル(高架下)ショッピングセンター「えきマチ一丁目折尾」が2023年9月29日に開業する。

えきマチ一丁目折尾。

日本最古の立体交差だった折尾駅

折尾駅は1891年に開業。1895年に鹿児島本線(当時は九州鉄道)と筑豊本線(当時は筑豊鉄道)が立体交差する現在のかたちとなり、「日本最古の立体交差駅」としても知られていた。
2000年代まで1916年に東口に建設された大型の洋風木造駅舎や一部のホーム上屋など多くの駅設備が戦前に設置された当時のままで、地域のシンボル的存在として永年に亘って親しまれてきた。
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かつての折尾駅(模型)。

しかし、線路で市街地が分断されているうえに改札外乗り換えがあるなど複雑な構造でバリアフリー化が進んでいなかったほか、2000年の西鉄北九州線の廃線、さらに駅周辺地区の空き店舗増加もあり、2005年に北九州市の折尾地区総合整備事業に基づいた再整備計画を発表。旧駅舎は2012年に解体された。
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再整備着工のころの東口。このあと木造駅舎は解体された。


東口にあった西鉄北九州線の折尾電停。2000年廃止。

2012年には高架化事業の着工がおこなわれ、2017年から順次開業。2022年3月には完成式典が行われた。
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折尾駅高架化の概略図(北九州市ウェブサイトより)。

マックスバリュを核にスタバも出店

「えきマチ一丁目折尾」は、折尾駅1階の高架化にともない生まれたスペースに出店。店舗面積は3,800㎡で、既存エリアを含めて29店舗が出店する。

折尾駅改札。

食品核店舗となるのが「マックスバリュ」とグロサリー「ジュピター」。そのほか食品ゾーンには「アールベイカー」「韓国総菜あぶろマート」「台湾市場 金福」等が出店。飲食店としては「スターバックス」「本店鉄なべ」「ミスタードーナツ」「KFC」「むっちゃん万十」等が出店する。
そのほか、物販店としては「マツモトキヨシ」「キャンドゥ」「オンデーズ」等が出店する。

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