JR九州(福岡県福岡市博多区)は、福岡県北九州市小倉南区のJR下曽根駅前にある大型ショッピングセンター「サニーサイドモール小倉」(旧・西友・ザ・モール小倉)を2023年7月27日付で取得したことを、8月1日に発表した。
かつては小倉唯一の西武・西友として賑わった
「サニーサイドモール小倉」の前身となる「ザ・モール小倉」は1995年4月22日に開店。地上3階建、売場面積は31,963㎡。
キャナルシティ博多などを手掛けたディベロッパー「福岡地所」と、地元不動産会社「谷弥」による下曽根南口土地区画整理事業の一環として開発が進められ、「西友ザ・モール小倉店」(旧・小倉西武、売場面積13,150㎡)を核に、トイザらス(現存)や無印良品など150の専門店が出店する広域集客型のショッピングセンターだった。
当時、西友の店舗は小倉エリアで初出店。飯塚などにも出店計画があったものの実現せず、末期まで北九州エリアでは唯一の店舗となっていた。(のちに系列としたサニーを除く)
西友 ザ・モール小倉。
西友時代との比較(駅側エントランス)。
21世紀にはいると「ザ・モール小倉」の周辺では「サンリブシティ小倉」を始めとする大型スーパーやディスカウントストア、ドラッグストアの進出により競争が激化。核テナントの西友がウォルマート傘下となったこともあってディスカウント指向に路線転換したのち2015年8月に閉店した。
その後、改装をすすめて2016年9月にはハローデイや井筒屋などが出店する「サニーサイドモール小倉」としてリニューアルオープンした。
2023年4月には新たにドンキの新業態「HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店」が出店している。
HAPPYドンキサニーサイドモール小倉店。
駅ビル除きJR九州最大のショッピングセンターに
サニーサイドモールはJR九州が取得したショッピングセンターとしては最大となる。同店は下曽根駅のすぐ前にあり、JR九州は「駅ビル事業で培ったノウハウを活用し、より地域で愛される施設運営をめざす」としている。
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