岩手県奥州市江刺区のイオンタウンが運営するショッピングセンター「江刺ツインプラザ」に「イオンタウン江刺」が2019年11月に開業する。
イオンタウン江刺。
イオンタウン江刺、建替リニューアル前の2倍に増床
江刺ツインプラザは1994年10月に開店。建物は平屋建で総賃貸面積は約3,380㎡。
イオンの食品スーパー「マックスバリュ」の1号店、ホームセンター「DCMホーマック」を核に、ASBee、グルメドールなど複数の専門店が出店していたが、テナントの減少に伴い建物を段階的に解体、2019年2月1日以降建替えのため休業状態にある。2019年5月現在、DCMホーマック1店舗のみ営業を継続している。
マックスバリュ江刺店。(現在は解体)
イオンスタイルを核に20の専門店が新規出店
イオンタウン江刺は平屋建、総賃貸面積は約6,660㎡。
開発計画に「えさし ライフコミュニティ」、コンセプトに「町にあったら便利」を掲げ、食と衣料と便利をサポートする「イオンスタイル」を核に、飲食店、生活雑貨、美容室など約20の専門店が出店する。同社は新施設の開業により「地域の皆さまのライフスタイルニーズと生活利便サービスに対応し、地域コミュニティの活性化に貢献します」とコメントしている。
徒歩圏内に位置する「イオン」との棲み分けは?
イオングループは、イオンタウン江刺の東側500mほどの距離に食品スーパー「イオン江刺店」を出店している。
同店は1986年10月に流通大手「ニチイ」の地域子会社「東北ニチイ」(後のマイカル東北)が運営する総合スーパー「ニチイ江刺店」として開店、1996年8月に生活百貨店「江刺サティ」に業態転換したもの、マイカルの経営破綻により2002年8月をもって閉店。マイカルのスポンサーとなったイオンにより「イオン江刺ショッピングセンター」(ジャスコ江刺店)として2003年4月に再開業した異色の店舗であるが、近年は建物2階部分を閉鎖、食品スーパーに業態転換するなど規模を大幅縮小していた。
イオン江刺店。一部フロアのみで営業中。
イオン江刺店は築32年が経過しており、イオンタウン江刺の入居テナント次第では店舗の統廃合も想定される。
開業日は11月29日-5店が出店
追記:イオンタウン江刺は11月29日開業。物販店はイオン、ダイソーの2店が出店。そのほかゲームセンターなど合計5店が出店する。
イオン江刺店は11月10日に閉店する。
イオンタウン江刺
住所:岩手県奥州市江刺区八日町1丁目300他
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