セブン&アイHD、バーチャルマーケット2に「オムニ7」出展-流通大手初、2019年3月10日まで

流通大手「セブン&アイHD」は、仮想空間上で開催される展示即売会「バーチャルマーケット2」に「オムニ7」を2019年3月8日から3月10日にかけて出展している。

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VR版コミケにセブン&アイが参加

バーチャルマーケットは、VR法人HIKKYにより仮想空間「VRChat」内の特設ワールドで開催される3Dコンテンツの展示即売会。初回開催は2018年8月26日で、出展参加者数は約80サークル。初回開催時からTwitterを始めとするSNSで大きな話題となり、第2回開催に向けた出展参加者募集では、募集スペース400を上回る429サークルが参加を表明、新たに企業ブースも設けられるなど、VRユーザー増加を受け規模の拡大を続けている。

Vtuber「東雲めぐ」による接客も

今回、バーチャルマーケット2のエントランスに設けられたセブン&アイHDのブースでは、人気Youtuber「東雲めぐ」がオムニ7の店員に扮し接客、3Dオブジェクト「カフェセブン」の無料配布やセブンネットショッピング販売商品の案内などを行う。
ブースでは東雲めぐが3Dオブジェクトの無料配布などを行う。

バーチャルマーケットへの企業参加、今後も拡大なるか

セブン&アイHDは以前より、東京ビックサイトで開催される国内最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」で企業参加を行うなど、即売会参加者への積極的な宣伝活動を続けているが、バーチャルマーケットへの企業参加は今回が初となる。
同社はバーチャルマーケット2出展の目的を「新規顧客の誘因と、潜在的なお客様ニーズを掘り起こし、今後の商品ラインアップや、サービスの向上に繋がる情報収集」としており、今回の出展をECショッピングサイトの機能向上にも活かすという。
同社のほかにも、アニメイト傘下のイラストSNS「pixiv」やヤマダ電機傘下の自作PC・パーツ専門店「TSUKUMO」、音楽事務所「avex」、Vtuber事務所「にじさんじ」など複数社が出展しており、今後もVRユーザー増加に合わせ、企業による仮想空間上でのイベント開催、イベント参加が増加するとみられる。
(画像は公式サイトより)

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