吹田グリーンプレイス、6月8日開業-JR西日本社宅跡再開発

大阪府吹田市片山町のJR西日本社宅跡地にショッピングセンター「吹田グリーンプレイス」が6月8日に開業した。
吹田グリーンプレイス。

JR西日本が初めて手掛ける郊外型ショッピングセンター

吹田グリーンプレイスはJR西日本グループのJR西日本大阪開発株式会社が開発・運営を手掛ける。敷地面積は約15,740㎡、施設面積は約5,460㎡。
核店舗としては阪急グループの高品質食品スーパー「阪急オアシス」が出店。
そのほかにストライプ(旧・クロスカンパニー)の「Green Parks topic(グリンパークス トピック)」、100円ショップ「CanDo(キャンドゥ)」、調剤併設型ドラッグストア「ココカラファイン薬局」、タリーズのコンセプトショップ「タリーズコーヒーwithU」、金沢発の寿司専門店「金沢まいもん寿司」、ドンクの編集型店舗「ドンクエディテ」、居酒屋レストラン「北海道 知床漁場」、「極みとんかつ かつ喜」、「肉処 倉」、「収穫祭」、「はがくれ」、「ピッツェリア アッセ 」など19の専門店が出店する。

調剤併設型ドラッグストアのココカラファイン。

阪急オアシスは4月にも吹田市内に新店舗を開設しており、グリーンプレイス内に出店する阪急オアシス吹田片町店にも100円均一のパンで知られる「阪急ベーカリー香房」も導入される。

阪急オアシス吹田片町店。
一時は入場規制が敷かれるほどの人気ぶり。

西日本初出店は1店舗、関西初出店は3店舗。

スペシャリティコーヒーストア「タリーズコーヒーwithU」は、西日本初出店の実験店舗で、世界中の知育玩具(あそび道具)を取り揃える専門店「ボーネルンド」と初めてコラボしたキッズスペースを設置。
店舗独自商品として「カフェインレスのカフェラテ」を提供するなど、子供連れに優しい店作りを目指している。

創業110年のベーカリー「ドンクエディテ」は、地域性を活かした独自の商品ラインナップが特徴の編集型店舗で、エディテ店初となる本格レストランを併設する。タリーズと同様に、メインターゲットを子育てファミリー層に定めている。

地域密着型のドンクエディテ。
ロゴもどことなくカジュアルである。

金沢まいもん寿司は、北陸・金沢に本店を置く寿司専門店。
既に首都圏、名古屋などで回転寿司店、カウンター寿司店、寿司割烹などを展開していたが、関西での出店は今回が初となる。
回転寿司とタッチパネルを設置した半個室席「まいもんニュースタイル」の店舗スタイルを採用する。

吹田駅北口再開発の一環、2014年には大和大学も進出

吹田駅北口は従来、JR西日本が保有する社宅(JR吹田片山アパート)や関連施設(社員研修センター)が広がる住宅地であった。しかし、2010年頃からの社宅縮小に伴い、長谷工による新規マンションの分譲や、関西屈指の進学校として知られる西大和学園が新設した大和大学(敷地面積:約23,000㎡)のキャンパスが作られるなど、急速に再開発が進められている。

JR西日本吹田片町アパート。

大阪・梅田から吹田駅までは電車で10分圏内であり、住みたい街ランキング2016関西版・住みたい行政市区総合ランキング(リクルート調べ)では吹田が第7位に選ばれるなど、注目が高まっている。
しかし、吹田市内で主だったスーパーは吹田駅南口のイオン(旧・ダイエー)、阪急豊津駅前のライフ、片山商店街のサンゼリアなど数少なく、大型商業施設の必要性が高まっていた。
その中で開業した吹田駅北口初の大型商業施設「吹田グリーンプレイス」は、地域の利便性を高めるとともに、「吹田ブランド」を一層魅力的なものとするシンボルとしての期待が持たれている。

外部リンク:吹田市片山町におけるショッピングセンターの開業について:JR西日本(ニュースリリース)
外部リンク:吹田市片山町におけるショッピングセンターの開発について:JR西日本(ニュースリリース)

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