神戸市、三宮再開発の概要発表-ダイエーなど跡地にツインタワー建設へ

神戸市は、三宮再開発の中核施設となるツインタワービルの概要を発表した。

再開発予定地にあるダイエー・三宮OPA2。

ダイエーなど跡地にツインタワー-バスターミナル核に

新たに建設されるツインタワーは、ダイエー神戸三宮店・三宮オーパ2(サンシティビル)、サンパル、中央区役所などがある場所に建設されるもの。
ビルの低層階はバスターミナルとなり、隣接するミント神戸にある既存のバスターミナルと一体運営される。
また、中層階は商業施設や公共施設など、高層階はホテル、オフィス、タワーマンションなどとする。
そのうち、Ⅰ期ビルはサンパル、中央区役所がある街区などに設けられ、2020年ごろに既存ビル解体に着手し、2025年度の完成を目指す。
Ⅰ期ビルの公共ゾーンには、新しい「神戸文化ホール」(仮称、現在は大倉山駅前に所在)、三宮図書館も入居する予定だ。

三宮周辺再開発の概略(再開発公式FBより)

また、現在ダイエー・オーパ2(サンシティビル)などがある街区に建設されるⅡ期ビルは2029年度の開業を目指す。
Ⅱ期エリアの三宮オーパ2は2017年2月に開業したばかりだが、開業10年を待たずして閉館するとみられる。

オーパ2に新たに生まれたレストラン街「パティオ・ザ・ダイナー」。

今回の再開発に伴い、兵庫県と神戸市は国家戦略特区制度などを活用した規制緩和を国に提案することを決めている。
なお、再開発を報じた神戸新聞によると「ポートアイランド北岸から見て建築物の高さが六甲の山並みの稜線を超えない」という市の景観基準により、建物の高さ上限は約165メートルになるという。

外部リンク:都心・三宮の再整備(神戸市)
外部リンク:神戸の都心・三宮(Facebook)
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