ピーコックストア下北澤店、2025年1月31日閉店-三省堂書店なども、入居ビル閉館で

東京都世田谷区の下北沢駅前にある「下北沢駅前共同ビル」が、2025年春までに閉館する。
これに伴い、核店舗の「ピーコックストア下北澤店」「三省堂書店下北沢店」「キャンドゥ下北沢店」などは2025年1月31日を以て閉店する。

下北沢駅前共同ビル・ピーコックストア下北澤店。

下北沢のピーコック、三省堂など含め閉店

下北沢駅前共同ビルの核店舗である「ピーコックストア下北澤店」は大丸百貨店子会社のスーパー「大丸ピーコック下北澤店」として1970年3月に開業。店舗面積はキャンドゥ部分なども含め3,157㎡。
永年大丸→Jフロント系(大丸松坂屋百貨店)のスーパーマーケットであったが、2013年にイオングループ入りして現在の店舗名となった。

ピーコックストアの閉店告知。

閉店は老朽化に伴う下北沢駅前共同ビル解体のため。
同ビルにはかつて大丸ピーコック直営フロアだった部分などに三省堂書店(2003年開業)、キャンドゥなども出店しているが、両店ともに1月31日での閉店を発表。そのほかのテナントも春までに退店する見込みとなっている。入居テナントのなかには、すでに一部閉店しているものもあるという。

隣接地を含めて再開発へ

下北沢駅周辺では2019年3月に小田急線下北沢駅を中心に隣の世田谷代田駅から東北沢駅までの地下化が完成。同年11月には新駅舎に商業施設が開業するなど、これに伴う再開発・再整備が進んでいる。
下北沢駅前共同ビルに隣接しており連絡通路で接続する「東洋興業ビル」のテナントも春ごろまでに閉館・閉店(一部は移転)するほか「みずほ銀行北沢支店」は5月に仮店舗に移ることが発表されており、これらの街区全体は一体的に再開発がおこなわれるものとみられる。
再開発の具体的な内容などは現時点で発表されておらず、またイオングループは再出店の計画なども発表していない。
なお、徒歩圏には同じイオングループのダイエー下北沢店が出店している。

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