イオンスタイル赤羽、2023年7月28日開業-忠実屋→ダイエー跡、ヤマダ・ドムドムなど出店

東京都北区神谷の赤羽警察署前にあったショッピングセンター(総合スーパー)「イオン赤羽北本通り店」跡地に、総合スーパー「イオンスタイル赤羽」が、2023年7月28日に開店する。

イオンスタイル赤羽。

忠実屋から数年おきに名前が変わった店舗だった

イオンスタイル赤羽の前身「イオン赤羽北本通り店」は1982年3月に「忠実屋赤羽店」として開店。のちに同社のディスカウントストア「DISPA!」となったが、1994年にダイエーと合併したことに伴い、同社傘下のディスカウントストア「Dマート」に、その後、通常のダイエー店舗「ダイエー赤羽北本通り店」となった。

イオン赤羽北本通り店。

さらに、ダイエーがイオン傘下となり、2012年に改装。主要大型店をイオンリテールが継承することになったことに伴い、2016年3月に「イオン」に転換したが、建物の建て替えのため2020年5月に閉店していた。
もともと当地は理研グループの「理研コランダム」が工場を構えていた土地で、建物は同社が所有していた。売場は1階から3階(4階・5階・R階は駐車場)、店舗面積は9,909 m²だった。

エントランス。一見綺麗だが「裸火厳禁」などの古い看板も。

イオンスタイル赤羽として復活、ドムドムも再出店

イオンスタイル赤羽は地上3階建て、売場は1階と2階、売場面積は以前の約8割ほどにあたる約8,070㎡(イオン直営売場:約4,190㎡、専門店:約3,880㎡)。
コンセプトは「住みたい街、東京赤羽で近くて便利な都市型ワンストップショッピングストア」。
食品売場は旧店の1.6倍の面積に拡大、食のニーズの多様化に対応する。とくに冷凍食品コーナーでは約870品目を揃え、ロイヤルホストの味を家庭で楽しめる「ロイヤルデリ」、ロック・フィールドの冷凍食品ブランド「RFFF(ルフフフ)」と「神戸コロッケ」の商品、韓国グルメ、冷凍スイーツなどを導入する。また、約2キロ先に「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」があるためバーベキュー用のステーキ・焼肉、おつまみも拡充した。
そのほか、食品に加えて日用品、くらしの品、肌着、化粧品、医薬品なども扱い、短時間で手軽に買い回りできる売場づくりを目指すとしている。

漫画家・清野とおる氏によるオリジナルのイラストをイートインに展示する。

イオン系テナントとして、旧マイカル系のベーカリー「カンテボーレ」、調剤薬局「イオン薬局」などを導入。
そのほかテナントとして「ヤマダデンキ」、「キャンドゥ」、「ドムドムハンバーガー」「丸亀製麺」「スターバックス」「ミスターミニット」「ポニークリーニング」などが出店する。
ドムドムは旧店から再出店で「どむぞうくんぬいぐるみ赤羽店バージョン」も発売する。

「北区の銘店」コーナーも充実

北区の地元商品も充実。梶原商店街「菓匠 明美」の「都電もなか」、東京23区最後に残る乾麺製造メーカー「江戸玉川」のうどん・きしめん、日本酒「丸眞正宗」、通称キンミヤと言われている「亀甲宮焼酎」、東京ヴェルディ・オリジナルクラフトビール、「トンボ鉛筆」コーナー、「渋沢栄一」コーナー、カプセルトイ「赤羽コレクション」などを設置する。

イオンスタイル赤羽

東京都北区神谷3丁目12-1
営業時間:
1階 食品 8時~22時
2階 日用品・化粧品 9時~22時
イオン薬局(調剤)10時~20時
(専門店など一部営業時間が異なる)

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