メルサGinza-2、2022年8月閉店-名鉄系ファッションビル東京1号店、半世紀の歴史に幕

東京都中央区銀座の東京メトロ銀座一丁目駅前にある名古屋鉄道系のファッションビル「メルサGinza-2(東京メルサ、メルサ銀座二丁目店)」が、2022年8月末に閉店する。

東京のメルサ1号店だった

東京メルサはメルサ2号店(1号店は名鉄バスターミナルビル)として銀座貿易ビルに1967年10月に開業。
メルサは「名鉄エレガンス レディース ショッピング アベニュー」の略で、東京メルサは当初はフランスのギャルリ・ラファイエット百貨店と提携して運営されていた。その後「メルサGinza-2(メルサ銀座二丁目店)」に改名された。

メルサGinza-2。

メルサGinza-2の店舗面積は2,978㎡で、テナントとして大手レディスアパレル「詩仙堂」「オッジ」や100円ショップ「ワッツ」、レストラン街など38店舗が出店。かつてはイズミ系ブランド店「エクセル」も出店していたほか、建物内には詐欺企業「エルアンドジー」の実店舗「円天市場」もあったため、摘発時にはメディアに登場したこともあった。しかし、この円天市場は正確にはメルサ外の区画であった。
閉店についてメルサは「建物オーナーとの賃貸借契約が終了したことに加え、銀座の街における当館の役割が変わってきたことや、コロナによる影響の長期化等」によるものとしている。
メルサでは6月1日より「51年間ありがとう MELSA Ginza-2 ご愛顧感謝セール」をおこなうとしている。

銀座イグジットメルサ、4月に改装オープン

なお、メルサGinza-2から徒歩圏にある系列店「イグジットメルサ」は2022年4月に改装を行い「ワークマン女子」「セリア」「ギンザスイーツマーチ」などが出店したばかり。
こちらは今後もメルサ旗艦店の1つとして営業を続けるとみられる。

イグジットメルサ(改装前)。
ラオックス退店のため改装が行われた。

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