MEGAドンキホーテ京都山科店、2020年11月30日開店-椥辻駅近く「ドンキ跡」に再出店

京都府京都市山科区の京都市営地下鉄椥辻駅近くにあったMEGAドン・キホーテ京都山科店跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドンキホーテ京都山科店」が2020年11月30日午前9時に再開店する。

MEGAドンキホーテ京都山科店。(新店舗)

「グループ400号店」記念店舗だった京都山科店

MEGAドン・キホーテ京都山科店(旧店舗)は、2017年11月22日に京都市内初となるMEGAドンキ業態として開店。建物は地上4階建で、営業フロアは2~3階、売場面積は3,676㎡だった。
旧店舗は「グループ400店舗」を記念する店舗として、外観デザインに同社公式キャラクター「ドンペン」や歌舞伎を意識したデザインを施すなど、ユニークな建物が特徴であったが、わずか1年半後となる2019年4月7日24時をもって閉店。店舗跡は看板や独特な装飾が撤去され、空きビル状態となっていた。

MEGAドンキホーテ京都山科店。(旧店舗)

癖の強い歌舞伎座風の外観とともに約1年半ぶり復活

今回再開店するMEGAドン・キホーテ京都山科店の売場面積は3,119㎡。
再開店にあわせて売場面積を若干減床したもの、旧店舗閉店前と同様の看板や装飾を再設置。「驚安品で溢れる地域密着型の店舗」として、食品(冷凍食品・加工食品・乳製品など)や酒、日用消耗品、化粧品、スマホパーツなどの売場を拡大。休憩スペースやキッズスペース、ゲーム機の体験スペースを設けるなど、幅広い世代の方にお楽しみいただけるアミューズメント性に溢れた店舗を目指すとしている。

競合激しい山科区で今度こそ生きのこれるか

MEGAドン・キホーテ京都山科店の近隣では、高級食品スーパー「阪急オアシス山科店」や地場食品スーパー「マツヤスーパー大宅店」、ボックスディスカウント「サンディ山科椥辻店」に加え、2019年12月にはイオン系のショッピングセンター「イオンタウン山科椥辻」(ダイエーグルメシティヒカリ屋跡)が開業するなど、以前より地域随一の商業激戦区となっている。
その一方、2020年11月現在はイオンタウンにファッション系の業種の店舗が出店していないなど、生鮮品・食料品取扱店舗に比べて衣料・住居関連用品を取り扱う店舗が極めて少ない状態となっていた。
ドン・キホーテによると、京都山科店の閉店に前後して「閉店を惜しむ声」「店舗の復活を望むお客さまのご要望」があったという。同様の形で旧店舗跡に再出店した事例は、栃木県小山市の「ドン・キホーテ小山駅前店」(2015年8月閉店・2017年3月再開店)など少ないため、競合との競争が激しい山科区で今後こそ生きのこれるか注目が集まっている。

京都山科店と同様、閉店約1年半後に再開店した小山駅前店。

MEGAドン・キホーテ京都山科店

住所:京都府京都市山科区椥辻東潰10番1
営業時間:午前9時~午前0時

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