ASUS Store 赤坂、2020年8月16日閉店-エイスース直営店、国内から姿消す

東京都港区赤坂にある国内唯一のASUS直営ショップ「ASUS Store Akasaka」が、2020年8月16日をもって閉店する。

ASUS Store AKASAKA.

ASUS日本初・日本唯一の直営店、2年半の歴史に幕

ASUS(華碩/アスース・エイスース・エイサッサ)は1989年に台湾・台北市で創業した世界大手のパソコンメーカーで、2008年にはASUSの日本法人「ASUS JAPAN」を設立。2020年現在、マザーボード分野では国内・世界シェアともに業界首位となっている。

台湾では大きな存在感を示すASUS。

ASUS Store Akasakaは、2018年3月に赤坂見附駅そばの赤坂ノアビル1階「岡村電産赤坂プラザショールーム」跡に開店。ASUS JAPAN直営店としては2015年に開店した秋葉原のツクモDOS/Vパソコン館内にあった「ASUSフラッグシップ・ストア」に次ぐ2店目、直営単独店としては国内初の店舗であった。
店舗は同社製品のアンテナショップとしての役割のほか、同社製品の修理・バッテリー交換といったサポート窓口としての役割に加え、充電スポットとしての役割を備えていた。

赤坂見附駅近くに立地していた。

ASUSはPCパーツ関連分野で高いシェアを占めている一方、格安スマホ市場は中国メーカーの台頭により競争が激化していた。そうしたなか、新型コロナウイルスの感染が拡大。ASUSは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたカスタマーサービス見直しの一環として、賃貸契約終了と同時に赤坂店を閉店させることが決まったとしている。
5月には秋葉原のツクモDOS/Vパソコン館内にあったASUSフラッグシップ・ストアもツクモ撤退に伴い閉店しており、ASUSの国内直営店は姿を消す。
なお直営店は消えるものの、家電量販店などでの端末販売などは続けられる。

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