南東北の地場大手スーパー「リオンドール」の本店・本社である「リオンドール神明通り店」(福島県会津若松市、旧「ライオン堂若松店」)が、建物の老朽化のため2020年9月16日午後6時を以て閉店する。
リオンドール神明通り店とレオクラブガーデンスクエア。
リオンドール本店、老朽化で
リオンドールは1892年に喜多方で「小池漆器店」として創業。
1948年に会津若松市神明通りに「ライオン堂」を開業、1961年に総合スーパーへと転換した。2001年にはCIを実施、ライオンドーからリオンドールへと改名している。
神明通り店の前身は1948年に開店した洋品店で、現在の店舗面積は4,060㎡、建物は4階建て。売場は1階から3階で、食品・衣料品を販売するほか、100円ショップ「セリア」などが出店する。
今回の閉店は老朽化のためだという。
建替えを計画-小規模化される可能性も
リオンドールは閉店後、跡地に新店舗を建設する計画しており、2021年中に新装開店を目指すという。
一方で、同社は近年多層型総合スーパー業態の出店をおこなっておらず、また現店舗は駐車場も狭いため、現在よりも建物(店舗)の規模が小さくなる可能性が高い。
リオンドールの本社は、同じ神明通りにあり旧サンバード長崎屋会津若松店跡をリオンドールの別館(専門店ビル)とした「レオクラブガーデンスクエア」内へと移転する。
なお、レオクラブガーデンスクエアも1971年築で老朽化が進んでおり、今後の状況が注目される。
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