【4月1日】サンリー菊陽寿屋、1987年3月27日開業-熊本県最大「21世紀型」商業施設

熊本県菊陽町の国鉄三里木駅(4月1日から九州旅客鉄道)近くに、21世紀型の郊外型ショッピングセンター「サンリー菊陽ショッピングセンター」(菊陽ショッピングプラザ)が1987年3月27日に閉店した。

サンリー菊陽ショッピングセンター。

熊本県最大「新時代型」ショッピングセンター

サンリー菊陽ショッピングセンターは国鉄三里木駅前、ボウリング場「菊陽ボウル」や回転展望レストラン「スカイラーク」近くに建設されたもので、店舗は2階建て、売場面積は17,205㎡。
熊本県では珍しい郊外型のショッピングセンターであり、県内では最大の規模となる。サンリーの名前の由来は所在地の「三里木」に因むもの。

国道57号線側から。

サンリーはカナダのショッピングセンター「ウエストエドモントンモール」にヒントを得たもので、キャッチフレーズは「カナダ型ショッピングセンター誕生」。
西側に寿屋の旗艦店となる総合スーパー「寿屋菊陽店」(店舗面積5,000㎡)と菊陽町商工会の協力による地元主導型の「サンリー菊陽専門店街」を、東側に「サンリースポーツクラブアスパ」を配しており、レジャー人気の高まりに応える内容となった。

食品売場。

時代に対応した新業態ショップが誕生!

寿屋館内の直営売場は広々としており、時代に対応した新業態の寿屋直営ショップとして、高級ブランドショップ「レゾン」、人気となっているファミコンなどテレビゲーム専門店「スタジアム」が設けられた。
売場以外には、寿屋の児童図書館、ビデオシアター、文化教室、グルメステーションが設けられている。

ファミコンショップスタジアム。


衣料品売場。

また、アスパは夏はプール、冬はスケートリンクとなることが特徴。アイスホッケーの公式試合をおこなうこともできる。
このほかに卓球場も設けられ、寿屋の卓球実業団チームの練習場にも使用される予定となっている。

アスパ館内。

多くの人で賑わった開店日

サンリー菊陽の開店日には多くの人が詰めかけ、店内は混雑した。
開店日には豊肥本線三里木駅まで臨時列車「サンリー号」が運行され、九州出身の人気タレント・宮尾すすむ氏が来店。また、熊本市方面からは渋滞が発生した。当面はこうした渋滞が続くことが予想されるが、近い将来、国道57号線にはバイパスが設けられる予定であり、交通アクセスも改善させることになる。

宮尾すすむ氏が来店した。

サンリー菊陽寿屋

住所:熊本県菊陽町津久礼2472

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