地場大手スーパー「関西スーパーマーケット」(兵庫県伊丹市)は、同社と「エイチ・ツー・オーリテイリング」(H2O・阪急阪神グループ)との経営統合案が、2021年10月29日に行われた臨時株主総会で可決されたことを発表した。

関西スーパー。
関西スーパー、僅差で「H2O入り」決定
関西スーパーは2021年8月にH2Oとの統合案を発表。
その3日後、首都圏を中心にディスカウントスーパーを展開する「オーケー」(神奈川県横浜市)が6月に同社に対してTOB(株式公開買い付け)による統合を提案していたことを明らかにし、H2Oとオーケーによる奪い合いが繰り広げられていた。

オーケーストア。
10月29日の臨時株主総会では、関西スーパーとH2Oとの統合案についての賛成割合は66.68%であった。統合に必要な賛成割合は議決権の3分の2以上であり、かなりの僅差でH2Oとの統合が決まったことになる。
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ドン・キホーテ稲毛長沼店、2021年11月5日開店-1月閉店のドンキ、旧ダイエーのワンズモール1階に移転
千葉県千葉市稲毛区の国道16号線沿いに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)のディスカウントストア「ドン・キホーテ稲毛長沼店」が2021年11月5日午前10時に開店する。

ドン・キホーテ稲毛長沼店。
1月に閉店したドンキ、向かい側の商業施設に移転
ドン・キホーテ稲毛長沼店の移転前の旧店舗は2006年に開店。首都圏地盤のパチンコ店「ピーアーク」との共同店舗として営業していたが、2021年1月11日に閉店(ピーアークは12月閉店)していた。
ワンズモールは日産不動産により2000年11月15日に開業。千葉市稲毛区最大の商業施設で、建物は地上5階建て、店舗面積は45,100㎡、売場面積は35,289㎡。施設は東西アセットマネジメントが所有し、ザイマックスアルファが運営を行う。
開店以来、総合スーパーの「ダイエー千葉長沼店」を核として営業していたが、イオンに改称された後の2019年2月28日に閉店していた。

ワンズモール・ダイエー千葉長沼店。
イオンの跡の大部分には2019年6月18日にスーパーマーケットの「食生活♡♡ロピア ワンズモール店」が開店したほか、2021年現在は西松屋やパシオス、セリアなどが営業している。
周辺環境にあった独自の品揃えでニーズに応える
ドン・キホーテはワンズモールの1階に出店、売場面積は2,726㎡となる。
同店の近隣地には千葉県総合スポーツセンターなどのスポーツリクリエーション施設が多くあることに加えて、コロナ禍によって健康への意識が高まっていることも踏まえプロテインの種類を充実させ、スポーツをする前後で来店する人のニーズに応える。
ドンキ本来の売り場構成で幅広い年代の集客をおこなうほか、同店の3km圏内には約20の学校施設があることにも着目し、カラコンの品揃えを充実させ、学生などの若年層の集客も目指すとしている。
競合が激しい地域、「ロピア+ドンキ」で再生なるか
ワンズモール周辺は「イオンタウン稲毛長沼」や「フレスポ稲毛」といった郊外型ショッピングセンターだけでなく「トライアル長沼店」といったディスカウントストアが出店する商業激戦区となっている。
ワンズモールは稲毛区最大の商業施設として開業時には圧倒的な集客力があったものの、競争激化とダイエーの集客力の低下により一時は人気に陰りが見えるようになっていた。
数年にわたるリニューアルにより、人気スーパー「ロピア」をはじめ「トイザらス」「スポーツデポ」「ニトリ」などの大型専門店に加えて、独自の品揃えで人気を集めるドン・キホーテが加わることで、再び他店を圧倒していくことも考えられる。
ドン・キホーテ稲毛長沼店
住所:千葉県千葉市稲毛区長沼町330-501F
営業時間:午前10時〜翌午前2時

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JR京葉線新駅名は「幕張豊砂」-「イオンモール幕張新都心」前に2023年春開業、イオンが建設費の半分負担
JR東日本千葉支社は、JR京葉線の「イオンモール幕張新都心」前に2023年春に開業する予定の新駅の名称を「幕張豊砂(まくはりとよすな)」とすることを2021年10月29日に発表した。

新駅・位置図。
イオン幕張新都心前の新駅、イオンが建設費の半分負担
新駅は千葉県千葉市美浜区のJR京葉線海浜幕張駅-新習志野駅間に設置されるもので、JR東日本京葉車両センター(車庫)の隣接地にあたる。
駅予定地の前にはイオングループの旗艦店である「イオンモール幕張新都心」(延床面積40万2000㎡)や、会員制スーパー「コストコ幕張倉庫店」があり、すでに駅前広場、ロータリーの整備なども行われている。

イオンモール幕張新都心。
駅本体の工事は2020年7月に着工しており、概算事業費の約115億円のうち、イオンモールが2分の1、千葉市、千葉県、JR東日本がそれぞれ各6分の1を負担している。
新駅名は「幕張豊砂」に-公募1位は「幕張新都心」
新駅名は千葉市在住・在勤・在学者を対象にした公募によるもの。応募総数は1万4715件、応募種類は4371件で、1位は「幕張新都心」、2位は「新幕張」、3位は「幕張ゲートウェイ」。新駅名に選定された「幕張豊砂」は応募数104人の13位だったという。

新駅・完成予想図。
JR東日本千葉支社は選定理由について「古くからの地域名である『幕張』を冠し、ご利用のお客さまへの分かりやすさを意識するとともに、『豊砂』を加えることで周辺住民の皆さまに愛着を持っていただきたいという想いを込めた」としている。
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