イオンタウン一日橋、2025年2月28日閉店-イオン琉球最古参の旧プリマート旗艦店「マックスバリュ一日橋店」、2026年冬目途に建替えへ

沖縄県島尻郡南風原町にあるイオン琉球系ショッピングセンター「イオンタウン一日橋」の核店舗「マックスバリュ一日橋店」が2025年2月28日午後7時をもって閉店する。

特異なルーツをもつイオンの琉球地域子会社

イオン琉球は1975年3月に首都圏地場中堅食品スーパー「プリマート(現マルエツ)」の地域子会社「プリマート沖縄」として設立、1978年9月に「プリマート」に社名変更し沖縄地場資本となった。
同社は1990年12月のイオン系合弁会社「沖縄ジャスコ」設立を機に資本業務提携を締結し、1999年8月の運営会社再編にあわせて「琉球ジャスコ」に社名変更、2011年3月の総合スーパー屋号統一にあわせて同年5月に現社名となった。

プリマート一日橋ショッピングセンター。

イオン琉球本社備える旧プリマート旗艦店

イオンタウン一日橋は、1979年9月に「プリマート一日橋ショッピングセンター」として開店。1999年8月の琉球ジャスコへの社名変更により現在の施設名となった。
建物は地上2階建で敷地面積は9,295㎡、店舗面積は3,876㎡、直営売場面積は1,395㎡。
プリマート時代は同社本社のお膝元にある旗艦店として、直営食品フロア「プリマート一日橋店」を核に衣料スーパー「沖縄タイヨー」(2001年9月撤退)や家電量販店「ベスト電器」(FC店舗/近隣移転)といった専門店を導入。
2025年2月現在も「マックスバリュ一日橋店」を核に100円ショップ「ダイソー」や買取販売店「ゲオ」といった専門店を備えるなど、南風原を代表する老舗ショッピングセンターとして親しまれている。

マックスバリュ一日橋店。

半世紀の歴史に一旦幕、新店舗は26年冬開店予定

マックスバリュ一日橋店の閉店は建替えにともなうもので、新店舗は2026年冬を目途に開店する予定。イオン琉球によると、閉店当日2月28日18時30分頃から閉店セレモニーを開催するとしており、イオン琉球最古参店舗は半世紀の歴史に一旦幕をおろすこととなる。

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