札幌市営地下鉄東豊線月寒中央駅、東西線南郷13丁目駅近くの北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)跡地の一部に、大和リースの複合商業施設「BRANCH札幌月寒」(ブランチ札幌月寒)が2019年7月19日に先行開業、10月に全面開業する。
追記:グランドオープンは10月23日となる。
BRANCH札幌月寒。
産業共進会場跡地に北海道初となるブランチ開業
ブランチ札幌月寒の建物は7棟(平屋建または地上2階建)、店舗面積は5,986㎡、敷地面積は44,173㎡、延床面積は15,300㎡。
北海道が所有する北海道立産業共進会場「月寒グリーンドーム」(2016年3月閉鎖、敷地面積122,700 ㎡)の跡地の1/3を、大和ハウスグループの「大和リース」が用地売却に係る公募型プロポーザルにより取得し開発する。大和リースの商業施設ブランド「ブランチ」の出店は道内初。
同施設では施設中央部分にシンボルゾーンとしてファイヤーピット広場や読書テラス、水遊びゾーンを備える回廊型公園「コポロパ」(約13,000㎡)を設置する。コポロパの面積は施設の1/3を占める規模であり、ブランチとしては最大規模のコミュニティスペースとなる。
BRANCH札幌月寒の1/3が回廊型公園となる。
核店舗となるのは「スーパーセンタートライアル月寒店」。同店は2019年10月に開業する予定。
7月19日に開店するのはシアトルコーヒーチェーン「スターバックス」、厚別区のベーカリー「BAKERY Coneru」、清田区平岡に本店を構えるそば居酒屋の新業態「手打ちそばさくらの定食屋」、1歳児から中学生までを対象とした体操教室「ジュンスポーツクラブ」など10店舗。
その後、100円ショップ「ダイソー」や託児機能付オフィス「ママスクエア」、医療モールなど37店舗(予定)が10月までに開店する計画となっている。施設の中央部分には約1万3000㎡の公園「コポロパ」が開設される。
なお、ブランチ札幌月寒の向かいには以前より「コープさっぽろ」が出店している。
日ハムの移転候補地となった産業共進会場跡地には課題も
北海道立産業共進会場跡地では当初、札幌市が敷地の2/3を取得し、プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」本拠地を核とする複合施設「ボールパーク」の誘致を目指す動きがみられたが、球団が2018年11月に本拠地移転先を北広島市に正式決定したことで跡地活用が白紙状態となった。
産業共進会場跡地に残る未活用用地は地下鉄東豊線・東西線徒歩圏内という良好な環境にあり、80,000㎡近い広大な敷地面積を有するため、地域の賑わい創出に結び付く開発事業が期待される。日本ハムは札幌ドームから北広島市に本拠地を移転する。
BRANCH札幌月寒に出店する主なテナント(10月更新)
7月先行開業時点でのテナント
- ジュンスポーツクラブ(体操教室)
- ジュン・ハート/じゅんのめ幼児舎(児童デイサービス/
企業主導型保育園) - じゅんのめ保育園(認可保育園)
- ドコモショップ(携帯ショップ)
- ソフトバンク(携帯ショップ)
- 手打ちそばさくらの定食屋(飲食)
- shin.(シン)(飲食)
- スターバックス(カフェ)
- BAKERY Coneru(ベーカリーコネル)(ベーカリー)
- CHACO(チャコ)(飲食)
8月開店予定のテナント
- スポーツアカデミー(フィットネス)(8月1日開店)
- ろまん亭(菓子)(8月8日開店)
9月開店予定のテナント
- 月寒東歯科クリニック(歯科)
- はた皮膚科スキンケアクリニック(皮膚科)
- ゆう内科消化器クリニック(内科)
10月開店予定のテナント
- トライアル(総合スーパー)
- Limore(リモア)美容室(美容室)
- ママスクエア(託児機能付オフィス)
- ダイソー(100円ショップ)
- 北野通こどもクリニック(小児科)
- セカンドストリート(古着・中古雑貨)
11月開店予定のテナント
- 月寒すがわら眼科(眼科)
BRANCH札幌月寒
住所:北海道札幌市豊平区月寒東3条11丁目1-24
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