マルカン百貨店の大食堂、2017年2月再開-スタッフ継続雇用で「あの味」も存続

2016年6月7日に閉店した「マルカン百貨店」(花巻市)の経営を引き継ぐ「上町家守舎」は、名物のマルカン大食堂と旧・マルカン百貨店駐車場の営業を2017年2月から再開する。
マルカン百貨店。

リノベでの存続決定も施設は大幅縮小-売場は1階のみ

「マルカン百貨店」は岩手県内でスーパーマーケットや書店を運営するマルカングループの中核企業の1つで、1957年に開店。花巻市内唯一の百貨店であった。現在の建物は1973年に建築されたもので、地上8階、地下1階建て(7~8階は店舗事務所、塔屋など)。
閉店
後は、花巻市でリノベーション事業を行う「花巻家守舎」が設立した新会社「上町家守舎」がマルカンから百貨店の建物を引き継ぎ、改修・耐震化工事を行った上で施設の営業を再開することになっていた。
同社は建物の改修にかかる費用のうち、一部資金をクラウドファンディングで募集し、8月末までに2,000万円を外部から調達。2016年秋から6階「マルカン大食堂」の改修を開始、2017年2月にも大食堂と駐車場の営業をおよそ8ヶ月ぶりに再開させる方針を明らかにした。

なお、営業フロアは「1階と6階のみ」となる。殆どのフロアを閉鎖とすることで、当初は約6億円としていた耐震補強や店内改修の初期投資を、3億5千万円~4億円にまで圧縮できるというが、大食堂のみではなく「新しい商業施設」としても復活することを望んでいた地元市民にとっては、残念に思う人も多いであろう。
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写真集、ソフトクリームストラップなど各種グッズも発売。
改装資金に充てるという。

大食堂は閉店後8ヶ月で復活-スタッフも再雇用

上町家守舎によると、大食堂は2017年2月に営業を再開。
その後、6月に1階のショッピングフロアを営業再開させるとともに、建物全体の耐震工事をスタートし、2018年中までに7・8階の解体と3・4・5階の床を撤去する方針となっている。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAマルカン大食堂。

マルカン大食堂は「巨大ソフトクリーム」や「ナポリかつ」と言った名物メニューが人気を博し、遠方からも多くの観光客を呼び寄せてきた同百貨店の「象徴」であった。
大食堂の復活にあたっては、閉店前まで働いていたスタッフ20人を引き続き雇用することで、かつてと変わらない「あの味」も存続することになる。

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