東京都新宿区歌舞伎町にある複合ビル「ヒューマックスパビリオン新宿アネックス」の核テナントである大型ライブハウス「新宿BLAZE」が、2024年7月31日に閉館する。
新宿BLAZE。
老舗映画館「地球会館」跡地に生まれたライブハウス
新宿BLAZEが入居するビルを運営する「ヒューマックス」の前身である映画館「新宿地球座」は1947年に開館。
1958年にはBLAZEがある場所に大型ビルを建設して「地球会館」として移転開館、映画館はのちに「新宿ジョイシネマ」に、建物は「ヒューマックスパビリオン新宿アネックス」に改名した。
ヒューマックスパビリオン新宿アネックス。
新宿BLAZEは2009年に閉館した「新宿ジョイシネマ1」跡地に2010年開館。スタンディング800人収容で、新宿歌舞伎町を代表するライブハウスとして知られていた。
向かいに歌舞伎町タワー、高層階のホテルも閉館
新宿BLAZEによると、閉館は定期建物賃貸借契約終了のため。
「新宿の街で“音楽”という文化を紡ぐ一役を担えてきたと思っております。心より感謝申し上げます」としている。
新宿BLAZE向かいでは、東急グループの複合超高層ビル「東急歌舞伎町タワー」が2023年4月14日に開業したばかり。家賃の高騰が避けられない状況となっていた。
歌舞伎町タワー(左)と新宿BLAZE(右)。
「ヒューマックスパビリオン新宿アネックス」は築60年を超えるとみられるが、2011年に大規模改修をおこなっている。一方で、ビル高層階にある「ホテルウィングインターナショナル新宿」もすでに閉館しており、建物の建て替えを行う可能性もあろう。
跡地に新たなライブハウスが入るかどうかなどは、2023年7月時点で発表されていない。
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