ららぽーと福岡、2022年春開業-JR竹下駅近く、キッザニア・おもちゃ美術館を併設

福岡県福岡市博多区那珂のJR竹下駅近くにあった「福岡市中央卸売市場青果市場」跡に、大型複合商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」が2022年春に開業する。

三井ショッピングパーク ららぽーと福岡。

JR竹下駅近く-三井不が西鉄・九電とともに開発

旧・青果市場の面積は約87,000㎡。JR竹下駅から約800mほど南側に立地していたが、老朽化により2016年に人工島の「アイランドシティ」(東区)に移転。福岡市が民間への売却をめざして再開発事業者の公募を行った。
公募に応募した各グループの代表企業は、三井不動産のほかイオンモール、イズミ(ゆめタウン)、JR九州であった。

ららぽーと福岡・立地図。

選定された三井不動産は「西日本鉄道」「九州電力」とともに設立した「博多那珂6開発特定目的会社」を通じて約190億円で福岡市青果市場跡を取得。工事は2020年11月に着工されていた。

青果市場跡地。

「キッザニア」「おもちゃ美術館」など出店

「ららぽーと福岡」の建物全体の延床面積は約206,400㎡。
JR竹下駅から徒歩9分であるほか、施設内にはバスターミナルを新設する予定で、各方面からの新設バス路線を計画するとしている。

ららぽーと福岡・配置図。

事業コンセプトは「出会いの広場」で、多様な人々が集い出会う多彩な「パーク」(広場)をはじめとして、コミュニティの拠点となる活気あふれる空間を施設全体に創出。屋上や周辺には複数の広場を開設し、イベント広場や体験農場として活用する計画となっている。

JR側に設けられる広場。

本館にはショッピングセンター「ららぽーと」が九州初進出するほか、併設する別館には子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア」と育・多世代交流施設「おもちゃ美術館」が進出。おもちゃ美術館では福岡県産の木を使うほか、大川家具とのコラボギャラリーも併設される。

キッザニア福岡。

なお、核店舗となるスーパーマーケットなどは未発表であり、今後の発表が待たれる。

三井ショッピングパーク ららぽーと福岡

住所:福岡市博多区那珂6-351(福岡市青果市場跡地)

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