ドン・キホーテ七尾店、2021年7月30日開店-パトリア七尾、ドンキ以外のテナントも誘致すすむ

石川県七尾市の七尾駅前にある商業ビル「パトリア七尾」の1階に「ドン・キホーテ七尾店」が2021年7月30日に開店する。

ドン・キホーテ七尾店/パトリア七尾。

かつて「大和」「ユニー」が出店していたパトリア

パトリア七尾は1995年開店。建物は地上7階建、売場面積は15,079㎡。第三セクターで大和やユニーなども出資する七尾都市開発が運営していた。
開業当初は1~3階に百貨店「大和」と総合スーパー「ユニー」が出店、4~5階にはイベントホールが整備されるなど、七尾市を代表する複合商業施設として営業していたが、2010年に大和が1階に店舗を集約、2017年2月に「ピアゴ」(旧ユニー)が撤退した。
2017年4月には1階に北陸地盤の高品質食品スーパー「カジマート」と同社がFCとして運営する書店「うつのみや」が1階に出店、同年6月には「ホームセンターロッキー」が2階に出店するなど、低層階では早期の後継店舗誘致に成功した一方で、3階はサービス系1店舗を除きほぼ全てが空きフロアとなっていた。

パトリア七尾。

2019年2月には、七尾都市開発が約18億円の負債を抱え経営破綻。殆どのテナントが建物から追い出され、その後、建物は七尾市が購入することとなった。
なお、大和は向かいの建物「ミナクル」に縮小移転した。

能登半島初のドンキ、パトリアに

ドン・キホーテが出店するのは「パトリア」1階部分。店舗面積は約2,336㎡。ドン・キホーテは石川県では5店舗目、能登エリアには初出店となる。営業時間は9時から24時。
食品では生鮮のほか、肉総菜や店内の窯で焼きチーズにこだわったピザを展開。
生活雑貨では、化粧品・コスメグッズ、スマホパーツ、酒関連は取り扱いを強化し、キャラクターコラボグッズやテーブルゲームなど、ドンキでしか購入できない商品を取りそろえるとしている。

パトリア、ドンキ以外にもテナントの誘致すすむ

パトリア七尾では、ドンキの出店が決まって以降、新たなテナントの出店が進んでおり、営業継続している「ミスタードーナツ」のほか、すでに飲食店「金太郎」、たこ焼「えびす堂」、弁当店「キッチン一番館」、ベネッセの英語教室「BE studio(ビースタジオ)」学習塾「七尾予備校」、食生活相談コーナー「KYE栄養相談室」などが営業を開始。
今後も新規テナントの誘致に期待がかかる。

ドン・キホーテ七尾店

住所:石川県七尾市御祓町1
営業時間:9時~0時

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