APITAプラス岩倉店、2020年11月27日開店-アピタを新業態化、ドンキ流「個店経営」2号店に

愛知県岩倉市の名鉄犬山線岩倉駅前に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)グループの総合スーパー「APITAプラス岩倉店」が2020年11月27日午前9時に開店した。

APITAプラス岩倉店。

2015年に建替リニューアルしたばかりの「アピタ」

APITAプラス岩倉店の前身となる「岩倉ショッピングセンタービル」は1979年11月に開業。建物は地上3階建、売場面積は8,408㎡。
開業以来、岩倉駅前随一の規模を有する大型店、ユニーの総合スーパー「ユニー岩倉店(後のピアゴ岩倉店)」を核とする施設として営業を続けていたが、建替えのため2014年8月31日をもって閉店。その後、2015年12月に「アピタ岩倉店」として建替リニューアル開業した。
アピタ岩倉店。

建替後の建物は地上3階建、敷地面積は約18,700㎡、営業面積は約9,300㎡、延床面積は約13,400㎡。
ストアコンセプトに「エキチカコミュニティ」を掲げ、ライフスタイル提案型売場の構築や五十貨店化に向けた施策を推進。その一環として直営雑貨1号店(ファイブラボ)や直営アミューズメント1号店(友遊縁日)を導入するなど、意欲的な試みを行っていたが、業態転換にともない2020年11月15日をもって一時閉店していた。

ドンキ流個店経営を“プラス”した総合スーパー2号店

APITAプラス岩倉店の営業フロアは1~2階、直営売場面積は8,969㎡。駐車台数は540台、駐輪台数は320台。業態転換前と同様にユニーが運営を担う。同社が2020年5月に発表した新戦略「Newアピタ・ピアゴ構想」に基づく新業態としては「PIAGOプラス妙興寺店」(6月27日開店)に次ぐ2店舗目となる。
岩倉店は「個店経営を本格導入したNewアピタ1号店」として、ストアコンセプトに妙興寺店と同様の「すべては顧客の『楽しさ』につながる」」を掲げ、直営売場を従来比1.2倍相当に拡大。
生鮮4品を取扱う直営食品ディスカウント専門店「いわくらマルシェ」、直営インナーウェア・フットウェア専門店「APITA CLOTHING INNER&FOOTWEAR」、直営小型家電製品・文具・玩具専門店「KURADEN」、直営生活・家庭雑貨専門店「暮らし屋倉庫」といった4つの特定カテゴリーの専門店を導入する。
また、アピタ時代から引続き、レディスファッション「Green Parks topic」や靴量販店「SHOE・PLAZA」、眼鏡店「キクチメガネ」、100円ショップ「Seria」、書籍・文具・CD/DVD販売店「くまざわ書店」など40近い専門店が営業を継続する。
APITAプラスロゴマーク。

アピタ岩倉店に先駆けて、ドンキ流個店経営の本格導入を打ち出したPIAGOプラス妙興寺店では、当初計画を上回る売上実績(前年同期比約140%超)を記録している。
従来より直営主体だった妙興寺店とは異なるショッピングセンター型のアピタで、個店主義による総合スーパー改革がどういった成果を収めることができるか、その動向に注目していきたい。

APITAプラス岩倉店

住所::愛知県岩倉市旭町一丁目25番地
営業時間:午前9時~午後11時

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY吉良店、2020年11月17日開店-ユーストア・ピアゴ跡、「サービスコンシェルジュ」導入
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY香久山店、2020年7月28日開店-MIO香久山のピアゴ跡、グループ最大「靴」売場導入
関連記事:PIAGOプラス妙興寺店、2020年6月27日開店-アピタ・ユーストア・ピアゴ跡、ドンキ流「個店経営」新業態1号店に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNYアラタマ店、2020年5月26日開店-新瑞橋駅前のピアゴ・ラ・フーズコア跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY豊明店、2020年5月12日開店-市中心部のピアゴ跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY納屋橋店、2020年3月24日開店-テラッセ納屋橋の「ラ・フーズコア」「ドンキ」跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY大口店、2020年3月24日開店-アピタ跡、ドンキ新業態「オフプラ」1号店導入
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY小牧店、2020年2月11日開店-アピタ跡に

このエントリーをはてなブックマークに追加